日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください！

日銀、長短金利操作を修正　長期金利０．５％超容認　今年度物価見通し２．５％に上方修正

記事に対するコメント📝

日銀は２８日に開いた金融政策決定会合で
長短金利操作（イールドカーブ・コントロール、ＹＣＣ）の修正を決めた件について、着目しました😊

これは「ふーん、そうなんだ」で見過ごしてはならない事態であると思います😂

なぜならば、インフレーションが進むなかでYCCといった非伝統的金融政策の問題点や政策の転換点が迫っているかもしれないからです

マイナス金利政策や上場投資信託(ETF)買い入れといった措置は現状通り維持したとのことですが、継続的に物価が上昇すれば、経済の実力を示す「金利」も上がってくるでしょう🌟

そうすれば、金利を操作できるような
金融政策：伝統的金融政策の復活の可能性もあり得ます
しかし、ここで問題になるのが
金融政策における「出口戦略」です

運用を柔軟化すれば金利が日銀の想定を超えて上昇し、結果として大量の国債買い入れを迫られるリスクは残ると言及されています

加えて大量に買い入れた国債は、金利が上がれば債務は膨らみ、その価値は暴落する懸念すらあるのです💦

一体全体、日本の金融政策運営は
どのようになっていくのでしょうか？

金融政策のアナウンス一つで
為替レートは乱高下し、株価も変動します
すなわち、私たちのビジネスや日常生活に
多大なる影響をもたらしうるのです

今一度、この事実を再認識し
経済理論やその応用に対する理解を深める努力を継続することが賢明なのかもしれません

経済学観点：日本の金融政策が直面する出口戦略🌟

日本の金融政策が直面する出口戦略を考える場合にも、欧米との違いを認識しておく必要があると思います

なぜならば、日本の財政赤字の主たる原因は、社会保障費の拡大に伴うものであるからです

すなわち、金融危機や経済危機に対して
出動された緊急財政政策への対応というよりは

構造的、恒常的な支出増に対して
社会保障制度の枠組みの中で収支均衡（プライマリーバランスなどを含め）が達成できるだけの安定した保険料収入が得られていないということです💦

また、現在の金融緩和の理由も民間金融機関が破綻の危機にあるといった金融危機への緊急の資金注入というよりは長引いたデフレからの
脱却を目指したものであります

これも日本経済の構造的問題への対応であると考えた方がベターであると私は感じています

しかし、現実問題として、政府債務残高を
拡大しながらゼロ金利を維持することを
いつまでも続ける訳にはいかないのです😢

その意味では、いずれにせよ非伝統的金融政策の出口戦略を考えざるを得ない状況に直面していることも事実なのです

具体的に出口戦略を考える上での論点として、以下のことが考えられると経済学者の研究で言われているそうです

正常な金融市場の状態とは？

第１に、経済ならびに金融市場が正常状態に
戻ったという判断をどのように行うかということです

産業構造の変化、人口減少、少子高齢化
熟練労働者の不足など多くの構造問題を抱えている 中で、多くの企業は、賃金も雇用もという要望には対応できないというのが実情ではないでしょうか？

このように実体経済に対する認識とその現実の対応を考えると、財政政策や金融政策などを
通して政府が誘導できることには限界があり
それを十分に勘案した上で出口戦略を立てる必要があるということになるのです

政策変更がもたらす期待インフレ形成への影響

第２の論点として、ゼロ金利解除が期待インフレ率の形成にどのような影響を与えるのかを見極める必要があることも重要です

第１の論点とも関連していますが、実体経済と整合的な消費税引き上げ効果を除いたコアコア・インフレ率が0.7%程度である時に

無理に２%のインフレーション・ターゲットを設定して超金融緩和策によってそれを達成しようとすれば、一部の資産に資金が流入して資産価格上昇を発生させるか、海外に資金が流出してしまう可能性が高いということです🥲

それをあえて実行し続けるのであれば、日本銀行はその後に来る定常状態に関する見通しを提示する必要があることに異論はないでしょう

バランス・シート調整の問題

第３の論点として、日本銀行のバランス・シート調整の問題があると言われています📝

2001年から2013年にかけて日本銀行が実施した量的緩和策では、日本銀行の市場オペレーションを通じた国債購入については、基本的に残存期間３年未満の国債を、現金流通量を超えない規模で購入するという規律付けをしていたのです

この規律は、出口戦略を取り始めた時に、早期に出口に達することが可 能になるようなオペレーションを行っていたと考えることができるのです👍

それに対して、2013年４月４日、黒田東彦新総裁は異次元金融緩和政策を発表しましたね（通称：黒田バズーカ）

このタイミングで、現金流通量による国債購入制約も異次元緩和ということで一気に取り払ったのです

その結果、日本銀行のバランス・シートは急激に拡大することになりました

日本銀行が民間銀行の国債を購入することの民間から見たメリットは、民間銀行が金利引き上げ局面で被ると予想されるキャピタルロスを低下させ、そのリスクを日本銀行が肩代わりするということであると言われています🤔

しかし、日本銀行が大量の国債を市場から吸収したために、日本銀行が将来、公開市場操作によって国債売買を通して期待インフレ率に影響を与える余地は低下したということでもあるのです

また買入国債の残存期間を延ばすことで、満期まで保有した場合の出口に達するまでの時間は確実に長くなったと言わざるを得ないのです

逼迫する財政問題

第４の論点は、財政問題です

アメリカが戦後に経験した歴史的教訓を踏まえると、財政問題、とりわけ戦後復興の下で
経済成長が再開し、財政状況が改善し始めた後にアコードが締結されたということになります

そもそも論、出口戦略とは経済の正常化に向けた政策対応であるとすれば、財政健全化
例えば、プライマリーバランスの黒字化を何年か続けた後に考慮すべきものであると考えるほうが理解しやすいかもしれませんね

つまるところ、日本銀行のみが出口戦略を急いで導入したところで、財政の健全化への道 筋が出来ていなければ、経済全体の正常化にはなかなか結びつかない可能性が高いのです😢

もしかしたら、財政健全化が最大にして
最終的な出口戦略ということになってしまうのでしょうか？

本日の解説は、以上とします📝

ぜひ、これらの知見をベースとして
実際の世の中の経済動向に当てはめて考えていくという応用を効かせ経済の仕組みを基礎的モデルからご理解されることを推奨いたします💗

一緒に毎日インプットする習慣を身につけて、アウトプットの機会をたくさん創出できるように取り組んでいきましょう

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