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アプリをプロモーションするにあたり、最悪の状況を考えてみる②

以前こちらの記事を書きました。

僕は今、アプリの新規事業部に所属しており、アプリのプロモーションを控えております。予定では、GW明けに開始することになっています。

アプリのジャンルとしてはコミュニケーション系で、男女が登録してわちゃわちゃするようなアプリです。収益モデルとしては、男性のみが課金をする仕組みとなっており、女性は無料で使用することができます。

これらの前提を踏まえた上で、最悪の状況を考えてみたいと思います。最悪の状況というのは要するにアプリが失敗しそうなポイントを事前に抑えて、予測しておこうということです。

それでは、さっそく考えてみたいと思います。

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アプリのインストール数が増えない
プロフィールを登録してくれない
いいねを押してくれない
男性とのコミュニケーションが発生しない
リピート利用をしてくれない

はい、1分くらい考えたところ、この5つがイメージできました。こういうのって長く考えてもあんまり意味ないですよね。僕の場合は最長でも5分しか時間を使わないです。あとはこうやってnoteとかに書きながらイメージを膨らまして深堀や別の欠点を見つけていきます。

アプリのインストール数が増えない

これに関しては、男性側の方でも出ましたね。なので割愛したいと思います。簡単に説明すると、

セグメントが切れる領域でプロモーションを行う、広告素材・テキストの見直し、適切な場所でプロモーションができているか?を確認して改善を行います。

プロフィールを登録してくれない

男女のコミュニケーションサービスでは、このプロフィールってめちゃくちゃ重要ですよね。しっかりと書いてくれる人ほど、長く使ってくれる傾向にあると思います。

しかし、これも男性側ですでに書きました。簡単に説明すると、

プロフィール登録画面もしくはインストール直後の画面で自分事化させる、アプリを使って目的を達成した様子をイメージさせるということです。

いいねを押してくれない

今回リリースするアプリでは、男女がお互いに「いいね」をし合わないとメッセージ送信ができない仕様になっています。当然、男性→女性にいいねをするケースもあると思いますが、それよりも女性→男性にいいねが多く送られる方が、サービスは活発になると思っています。

なぜなら、男性がお金を支払う側なのでアプリ内では男性の方がモチベーションが高い方がいいと考えるからです。

さて、女性→男性にいいねを押さない場合ってどんなケースでしょうか?まずはここを想像する必要があります。考えるポイントはメッセージ交換をしたいと思うような魅力的な男性がいないです。ここを掘っていく必要があります。じゃあ、なぜ女性は男性に対して魅力的ではないと感じるのでしょうか?

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プロフィール画像がちゃんとしてない
自己紹介コメントがちゃんとしていない
結論リアルっぽさがない

こんな感じでしょうか?

女性が男性を判断するのは、基本的に2ヵ所あります。それはプロフ画像と自己紹介コメントです。判断材料はたったの2ヵ所しかないので、ここを抑えることで改善できそうです。

そして最終的に女性にこの男性はリアルっぽいと思わせたら良さそうです。

プロフィール画像に関しては、変顔やあまりにもかっこつけすぎのものは避けた方がいいと思います。シンプルにその人の人柄が伝わりそうな笑顔の写真がベストな気がします。

自己紹介コメントできればテンプレート感がないような文章がいいですね。かといってダラダラと長すぎてもちょっと女性から引かれそうなので、バランスは大切だと思います。あくまで自分の文章で、趣味や好きなことをTwitter(140字)×3くらいのボリュームで書くのがいいのではないでしょうか。

男性とのコミュニケーションが発生しない

お互いにいいねをし合ったにもかかわらず、コミュニケーションが発生しないケースってどんな時でしょうか?次はこれを考えてみたいと思います。考えるポイントとしては、女性のモチベーションが下がる原因を考えるでしょうか?ここに何かヒントがありそうです。

普通に考えてメッセージ交換可能な状態になったら、嬉しいはずです。逆にテンションが最高潮になってもおかしくないです。にも関わらずメッセージを送らない...ということはサービスに対するモチベーションが下がっていると考えるのが妥当だと思います。

違うかもしれませんが、今日はこの仮説のもと、思考を深堀していきたいと思います。

じゃあ、なぜモチベーションが下がってしまったのだろうか。

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その人とメッセージのやり取りをしたくない
すでに沢山やりとりしている人がいるので、これ以上増やしたくない
別の類似アプリの方が魅力的だと思った

こんな感じでしょうか?

その人とメッセージのやり取りをしたくないというのは「生理的に無理かも...」と思った場合、可能性としてありそうです。しかもコミュニケーション系のサービスの場合、割と頻繁に発生していそうです。

すでに沢山やりとりしている人がいるので、これ以上増やしたくない。これは自分で書いといてあれですが、プロモーション直後の場合、あまり考えづらいですね。こういう嬉しい悲鳴が発生する状態にするのはある意味で理想ですね。

別の類似アプリの方が魅力的だと思った。似たようなサービスを同時に使っているケースです。比較されるというのは基本的にどのサービスでもあるとは思いますが、避けたいところです。僕が運営するサービスの場合、この比較というのは恐らく男性の質であると考えられます。対策としては、登録して稼働している男性の状況を見る必要がありそうです。

リピート利用してくれない

男性側は、アプリの利用頻度が低いというテーマで書きましたが、要するに同じです。前回はプッシュ通知でのリテンション、初回起動の体験を充実させるということを書きましたが、別のアプローチも考えてみたいと思います。

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界隈での噂を広めるっていうのはどうでしょうか?仮にアプリに登録したけど全然楽しくなくて、インストールから3日で使わなくなったとします。それから1週間が経過した後、たまたまTwitterで○○っていうサービスが楽しい熱い!っていう書き込みをたくさん見つけた場合、どう思うでしょうか?

え?そうなの?いまそんなことになってんの?ちょっともう一回使ってみようかな。

となりそうな気がしませんか?特にTwitterは今では非常に幅広いユーザー層を抱えているので、噂を広めるのならTwitterが良さそうです。拡散力もありますし。

なので、噂をデザインするっていうのは戦略としてありだと思います。

良かったら参考にしてください。

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