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(合格者11人の事例集付き)【自己PR】通過率100%を目指す大学職員「自己PR」作成マニュアル【作成・実践編】これで書けなかったらごめんなさい!

【更新情報】2023.8.12
2023年前半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(11人目)

【更新情報】2023.1.8
2022年後半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(10人目)

【更新情報】2022.9.18
2022年前半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(9人目)

【更新情報】2022.1.21
2021年後半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(8人目)

【更新情報】2021.1.26
2020年後半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(7人目)

【更新情報】2020.8.22
2020年前半に合格された方の自己PRときっかけを追記しました。(6人目)


簡単に自己紹介

(※ブログをご覧頂いている方は改めまして)
初めまして。30歳で大手私立大学に転職したkenseeと申します。
前職は自治体職員の公務員として働いていましたが、大学での研究支援に憧れて30歳で転職しました。
(おそらく)全国で最も多くの大手私立大学から内定をもらったと思っています。
【実績】早慶上智(1校)・関関同立(2校)・その他中堅大学2校

ぼく自身の合格体験談(面接で聞かれたことや選考内容など)は、ブログで公開していますので、よろしければご覧ください。


ぼくが転職活動を行なっていた頃は、「大学職員の転職情報」はなかなかありませんでした。ネットの情報も少なくとても転職活動に苦労しました。

そんなこともあり、自身の転職体験や準備方法などこれから大学職員の転職をお考えの方へ情報提供ができればとの思いで、2018年夏より「大学職員に1ヶ月の準備で転職しよう!」をモットーにしたブログで、自分自身の選考内容や準備したこと面接対策、さらには大学・教育テーマのトピックスなど随時発信しています。
よければブログものぞいてみてください。

大学職員の自己PRについて

さて、このnoteでは同じく「志望動機編」を書かせていただきました。
まだご覧になっておられない方はこちらから⇩


このnoteを書いてから、
「自己PRもぜひ実践編を書いて欲しい」
「大学職員の自己PRは何をどうPRしていいかわからない」
といったお声を10名以上の読者の方から頂きましたので、「それならば自己PR編も書こう」と大学職員の自己PRについて、それも通過率100%を目指す自己PRの実践編として書いてみました。
(自己PR編から読んでいただいても志望動機編から読んでいただいてもどちらでもOKです!)
基本的な大学職員の自己PR(書き方や情報収集等)については、ブログ記事でも書かせてもらっています。

まず、大学職員の転職で一番大変で乗り越えるべき壁は「書類選考」という点は、ブログでもお伝えしてきた通りです。

大学職員の選考(公募)は大手の大学になると1,000人規模での応募があります
(採用は多くても10人くらいなのでかなりの高倍率)

まずは書類選考を勝ち抜かなくては何も始まりません。
書類選考に勝ち残り、面接選考に進むために、最大限のパワーをまず注ぐべきは「エントリーシート」の書類作成です。
エントリーシートは後の面接でも、面接官の質問のベースとなりますのでここがグラついていると面接自体の評価も安定しません。
ぼくもエントリーシート作成にはかなり力を入れました。

ですが、「大学」というところは民間企業と違うので、
「大学職員に求められるエントリーシート」を書く必要があります

ぼく自身もこれまで10ほどの大学の選考を受けましたが、ありがたいことに書類選考で落ちたところはありません
(この点は、サポートしてくれていた転職エージェントのアドバイスも良かったのです)

本noteでは、大学職員には「大学職員としての自己PR」が必要な点、つまり大学職員として「何を」「どのようにPR」すれば良いのかの実践編としてその方法をご紹介します。
志望動機編同様にこれで書けなかったらごめんなさい!という気概で書かせてもらいました!
実際に合格した方々の事例を用いながらリアルな書き方を解説しています。

最初に大学職員の自己PR作成の概要について書きます。

✅自分自身のこれまでの経験(仕事・学業)を徹底的に分析し、アピールできる能力を洗い出す
✅その能力にマッチする大学職員としての仕事を考える
✅志望する大学のホームページで大学の強みや力を入れていることを分析する
✅上記3つを結合させる。
 
※上記の3つ目までは順番は問いません。
自分はこのような経験・能力がある→この能力は大学職員としてこのような仕事に適している→○○大学はこの分野において先駆的な取組を進めている→自分の力を活かしたいと思い大学職員を志望した。

というような流れで書くと良いと思います。

そのための情報収集方法などの基本編は本ブログをご参考に頂ければと思いますが、ぼくが実際に使っていた情報ツールをここでも少しご紹介します。

【大学職員の仕事はどこで入手すればいいのか?】
❶ 各大学ホームページの「先輩職員の声」を参考にしてみる

ぼくはこのあたりを全て読んでました。良くまとまっています。
特にご自身が受けられる予定の大学はチェックしておきましょう。
その際「やりがい」や「仕事での達成感」などの記載に注意していました。

❷ 「大学時報」を読んでみる 

少し専門的な視点で書かれていますが、大学に関する最新情報が入手できます。
その中で「大学の事務業務改革」など大学職員の仕事に関するテーマの記事もあったりします。また、次の項目「大学としての強み・独自性」も特集記事が組まれたりして見つける事ができるので、超おすすめです。
(無料で誰でもweb上で読むことができます)

❸大学職員の仕事まとめページを参考にしてみる

【大学の強み・力を入れていることはどこで入手すればいいのか?】
❶各大学ホームページの「オープンキャンパス紹介ページ」
オープンキャンパス」など受験生用ページが最もシンプルにまとまっていて参考になります。まずは気になる分野やテーマを見つけて、そこから深く調べていきましょう。

❷各大学ホームページの「学長の挨拶」やプレスリリースも見逃さないで
意外に重要なのが、「学長や理事長のあいさつページ」です。トップのコメントですので、最近の動き(開学◯周年、日本初の◯◯に本学が認定など)が書かれていることが多く、トピックスとしては押さえておくべきです。
また、プレスリリースも重要です。最新の研究成果から、教育機関としての動きなど「自己PR」のみならずエントリーシートに書ける情報が盛りだくさんです。

最も重要なのは自己PRのための自己分析!

上記の情報は、大学職員の自己PRにはなくてはらない情報源ですが、やはり最重要なのは「自分自身の強み・PR」ですから、なんといっても自分自身の自己分析が重要です。

ただ、闇雲に自己分析を行ってしまうと、終わりが見えません

ぼくは「たった1ヶ月の準備で大学職員に内定する方法」をモットーに自身の経験を踏まえてブログを書いてきました。

効率的な自己分析、それも大学職員に特化した方法をご紹介します。

自己分析で究極的には何を分析すべきかというと「なぜ自分は大学職員に向いていると言えるのか」という問いに対して答えていく必要があります。

ここで、ぼくが実際に使っていた自己分析フローシートを使ってみてください。

たった10問の質問に答えるだけで、自己PRに使える自分自身の経験や強みを見つけることができます。

Q.なぜ自分は大学職員に向いていると考えるのか?そのきっかけやエピソードは?
Q.それはあなたの人生の中でどのように自分を変えたのか?
Q.大学職員として活かせる経験や能力をひとつ挙げるとすると何か?
Q.なぜそれを選んだのか?経験や能力を最も裏付けるエピソードは?
Q.他に挙げるとすると?エピソードは?
Q.前職や学生時代に印象に残っている経験は?それを選んだのはなぜか?
Q.これまで挙げた経験や能力は大学職員のどのような仕事に活かせると思うか?
Q.その理由や根拠は?他にはあるか?
Q.大学職員として貢献していきたいことは?自分なら○○大学にどのように貢献できると考えているのか?

ぼくはこの10の質問に深ーく深ーく答えられるようにしていました。

質問自体はたった10項目ですが、例えば、

Q.なぜ自分は大学職員に向いていると考えているのか?そのきっかけは?

という1つ1つの項目に対して、さらに(なぜ?)→(なぜ?)と深掘りしていくとさらに突き詰められて考えることができます。

「もう出ない・・・」となるまでやってみると、本当に自分がアピールしたいことに辿り着くはずです。

そうした本当の自分の「芯」の部分はブレませんし、裏付け(エピソード)もしっかりしているはずですので、面接でも的確な受け答えができると思います。

まずは、上記10項目の質問フローを使って、本当の自分自身の「芯」を見つけ、それを「大学職員」としての強みに転換することが内定への近道です!


大学職員の自己PR実践編(事例集)

以上が大学職員に特化した自己PRの基本的な作成方法(方法論)です。
自分流の作り方がある人は、無理に変える必要はないと思いますので、プラスαとしてバージョンアップに使ってみてください。

では、ここからが本番ですが、このnoteでは具体的な「大学職員の自己PR」作成方法・実践論を書いていきます。

なかなか上記の方法論だけでは分かりにくい部分もあるかと思いますので、この記事では、ぼくの先輩・後輩に協力してもらい、「内定者はどのような自己PRを書いたのか」という観点で、「金融」「企画」「営業」「海外経験」「事務」などの代表的な企業での仕事にスポットを当てながら、具体的な民間企業での仕事別にみた大学職員の自己PRについて、実際合格した自己PRをお示ししながらどのようなポイントが評価できるのか等を説明しています。
(※個人が特定できるような固有名詞等のみ抽象的な記載に変更しています)

なお、合格者の自己PRですが、お示しする理由として、
まずは「習うより慣れてみる」という使い方をして頂きたいからです。
パクることは全く同意しませんが、まずは大学職員の書類選考をパスしている自己PRの「書き方」を、マネをしながらでも構いませんので慣れてください
その上で、自分独自の点(例えば仕事での経験や得てきた能力などアレンジできるとこと)を踏まえながらより良い自己PRに仕上げていきましょう。

つまり、よくある「テンプレート」と違う点は、「実際に選考を通過した自己PR」に下書きできるところにあります。
大学職員の選考に通過できる自己PRの「流れ」「書き方」「エピソードの入れ方」など下書きにまずは自分自身のテーマを「上書き」することで、ザクッとですが内定できる自己PRの原型を作ってしまいましょう。

そういう意味から「慣れるため」に実例を使っていただきたいと思います。

下記のうち1つにご紹介している「事務」の仕事は、新卒1年以内に辞めて転職されたこともあり、学生時代の経験がベースになっています。新卒概ね3年以内の離職の方で、大学職員への自己PRを検討されている方にも参考になると思います。

それでは、スタートしていきます。
1万字越えの力作です!これで大学職員の自己PRが書けなかったらごめんなさい!
※本noteの内容に従って自己PRを作成されても選考通過は個人の状況や内容によるため書類選考を必ず通過するとは限りません。内定者がどのような自己PRを書いたのかイメージを掴んで頂ければ幸いです。
※本noteは随時追記しております。内定者からお許しを頂ければ1名分ずつ追加して掲載していますので、気長にお待ちください。
※そのため、更新毎に価格改定(増額)していますので、気になった方はお早めに!


金融の仕事から大学職員へ

【前職での業務】
大手メガバンクにおいて、資金管理業務を担当。

【大学職員を目指したきっかけ】
もっと外部と関わる仕事がしたかったというのが転職の理由ですが、友人が大学職員で働いており、とても仕事内容が魅力的で自分自身も目指すことに。

【自己PR】

前職での資金管理業務において、経費等の入金計算や法人キャッシュフローの管理という「1円のミスも許されない」プレッシャーのかかる業務を3年間経験しました。ミスの許されない資金管理では、グループ内での意思疎通が重要であり、私は積極的にメンバー間で情報共有する雰囲気づくりに努めました。例えば、グループで行う業務であっても、各自それぞれの求められるタスクの進捗管理が重要であり、ひとりの作業がグループ全員の作業と連動するため、

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