最近、自己評価が低く、自分に自信が持てない若者が増えていると言われています。

そこにはさまざまな原因があると思いますが、
そのうちの一つが
『これまでの人生における成功体験が非常に少ないこと』ではないかと感じています。

おそらく全く何も体験していない人は
いないと思います。

ですが、問題なのは

がんばった→成功した→認められた→うれしい

とはっきり認識できる機会が少なかったということなんです。

原因はおそらく、子ども同士の競争や順位づけを
極端に排除したのも一つの一因でしょう。

それ以前の子どもたちや、活躍する子たちには
『あいつらに負けるか！』と努力し、

『小さな成功体験』をたくさん手にする
機会があったんでしょう。学校や遊びの中にも。

空手の道場生にも、いつも下を向いて
誰とも話さない子がいました。自信もない印象でした。でも、練習に参加するたびに、行動を気にかけて、観察しました。

声が出せたら、あいさつできたら、
靴を揃えることができたら、
返事ができたら、約束事を覚えていたら、
小さい子に自分から声をかけて教えてあげていたら、(その他、多数)

気づけばこんなにもできることが
増えてきたんです。

強くなる、上手くなることだけに
目を向けていたら、
成果や結果だけに目を向けていたら

おそらく行動に焦点を当てることはできないし、
小さな成功体験をたくさん見逃していたと思います。

ちなみにその子は一年足らずで、
ぐんぐん成長し、
今では笑顔を絶やさない、声も大きい、
下の子たちへも指導してくれています(^^)

自分に自信を持つことで
どんどん試合にも挑戦しています。

そうです。
子どもが夢を叶えるために
必要な体験とは成功体験。

小さな成功体験を繰り返すことで
子どもは伸び伸び、チャレンジし、
達成感を味わうことができます。

達成感を味わうためには
その行動を認め、ほめる人が必要です。

そうすることで行動は見える化され、
子ども自身は自分は必要な存在なんだ。
『やればできるんだ！』と感じることができます。

子どもたちの無限の可能性をひろげ
夢を叶えるためには、

まわりの大人のサポートが必要です。
ぼくたちまわりの大人にできることは

子どもたちの行動を認め、
褒める。この繰り返しではないでしょうか。

父として、指導員として
我が子や道場生をたくさん見てきました。
そしてたくさん失敗してきました。

だからこそ、これから子育てされる方、
現在子育て中の方や指導に悩まれている方に
少しでもお役立てたらと思い、今日の記事を
書きました。

ご感想などいただけましたら
大変嬉しいです。　

それでは、また来週。