見出し画像

狂言のお稽古は温故知新でござる

和ろうてござるか~

ずいぶん前に遣っていたノートの表紙にこんなことを描いてござる


過去から学び 未来に希望を抱いて
今日を生きる 心にいつも?を持っていること

狂言に限ったことではござらぬが
伝統芸能なる狂言は、ともかくも古より伝わることば、動きを観聴きして
踏襲する、真似るところが始まりでござる
その芸能をよく学び、この伝統を未来につないでいくため
日々のお稽古がござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりまりませ

狂言案内草紙「南無三寶」より一部改

何度か描いていることではござるが
わたくしは玄人ではござらぬによって、大風呂敷を広げるつもりもござらぬが、縁の合って狂言とともに生きている上は
この芸能を未来へそしてより多く人口に膾炙するように
勤めたいと存じまする

故きを温ねて新しきを知る

昨日呟きました通り
狂言は教訓も助言もござらぬが
それを観る人の心の中に、生活の一端に
和やかな灯りを点すこと、
和らいだ氣もちを呼び覚ますことができると
信じてござる

室町時代から安土桃山、江戸時代を経た
日本人が楽しみ、こころ和ませた和らい(笑い)で
これからの世を穏やかに照らしたいと願うのでござる

日々お稽古をしてござると
都度なにか感じること、氣づくことがござる
それは狂言のうちに掛かることもござれば、日々の生活に関することもござる

常に疑問が湧き、調べまする

同じ狂言をお稽古していても
疑問に感じること、ふと不思議に思われることが
出てまいりまする
調べて判ることなれば、参考図書を引いたり
ネットで調べたりもいたしまするが
それでも判然とせぬ時は師匠に訊くなどいたしまする

疑問をもってお稽古することで
いっそう好うお稽古が沁むるように感じまする

この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?