オトコマエ×クラフト×実験から生まれる。CONCUSSIONは近未来のプロダクト

製品（プロダクト）の定義って一体なんなんでしょうね。あまりに多角的すぎて曖昧だし、正直よくわかりません。では、いいプロダクトってなんだろう。この命題もまた、様々な意見があると思うのだけれど、自分はこんな風に考えます。

デザイナーの情熱・エンジニアの技術・クラフトマンの手仕事の三拍子が揃ったもの

我ながら、キザでイカした定義を放ったものだ！　でもね、そんなプロダクトがあるんです。＠jinta_kobayashiが手がけるプロダクトブランド＠concussionです。

https://concussion.work/

彼との出会いは、学生時代に遡ります。プロダクトデザイン学科のイメージは、黒縁メガネで涼しそうな顔にPCパチパチ（ひどいw）だったんだけど、実際の彼らはツナギを着て、工作センターで朝から晩まで作業をしていた。塗料を塗ったり、樹脂を成型したりと、素材と機械と対話をしながら、それぞれの理想のものづくりを目指していた印象がある。中でもデザイナー・ジンタくんは、一際に職人肌だったように感じた。作家のような表現のエゴはないかもしれないけれど、世の中の時流を読み、素材を探求し、技術を習得する。その一連の行為から生まれるものは、決まって美しいのだ。そんな彼が、ブランド・CON CUSSIONを立ち上げ、合同展示会・extra previewに出展するというので、出かけてきました。

＠extrapreviewとは、ゆりかもめ・日の出駅（めでたい名前w）から徒歩3分のイベント施設・TABLOIDで行われている卸小売向けの合同展示会で、ファッション雑貨・アクセサリー・インテリアなど、いわゆる雑貨屋さんな感じのアッパーな雰囲気のエキシビションです。
彼のブースに到着するやいなや、ブースの潔さに感銘を受けました。シンプルなひな壇形式の什器は、なんと自作だそう。そんなショーアップの精神に、作者の愛を感じるんだよなぁ。さてさてメインのプロダクトは、ヌメ革にエンボス加工（でこぼこした感じ）で表情をつけたものを素材とし、ファッション小物・インテリアの製品が約10種類ほど並んでいました。3Dプリンターで成型した樹脂の型（これを革に強く押し当てる）や、商品にした際のパッケージも展示してあって、バラエティー豊かでなんか楽しいブース！　なんといっても、エンボス革の表情が面白くって、パターンがポリゴンみたいな、パフュームみたいな、なんとなくテクノ（っていうかデジタルw）で、天然素材である革とのギャップが男心をくすぐるんです。ブランドデビューの年なので、ラインナップや生産面をこれから整えていく予定だそう。これからのリリースを楽しみに待ってよーっと。
デザイナー・エンジニア・職人・施工屋さん・営業さん・PR・ディレクターの大半をひとりで担ってこの展示会に合わせてきたジンタくんは、透明度90％くらいに疲れていたけれど、表情は悔しいほどに爽やかでした。2/15金曜も19:00までやってるので、きになる人は駆け込んじゃって！！！

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けんちゃんの気まぐれRecommendとは？
けんちゃんの独断と偏見で選んだもの・こと・ばしょを、不定期で精力的におすすめするコラム。昨日は色んな人に会って歩いて、体は疲れたw けど不思議と心地よい！　人に会うってすごーい！