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ラテン・アメリカ旅行記 - 第2回(旅程② / Colombia, Venezuela)

前回のMexico, Dominican Republic (DR)に続き、Colombia, Venezuelaについても書いていきます。

なお、冒頭の写真は、Canaima, VenezuelaのAngel Fallの前で撮影したものです。Noteの仕様上、横長の写真になってしまうので、縦に長いオブジェクトを対象とする写真は向いていないような気がしますが…。


Colombia (12/16-19)

Dominican Republicからカリブ海を超えてColombiaにやってきました。元々、Bogotaも行きたかったのですが、次のVenezuelaへの移動タイミングの問題で、今回はCartagenaだけにしました。

Cartagena (12/16-19)

カリブ海に面した観光都市。植民地時代の面影が残り、旧市街全体が世界遺産に指定されている。気候が素晴らしい。ここからは、Californiaからやってきた友人と合流します。[1]

  • 移動:Arajet flight (Santo Domingo to Cartagena) USD 295.63

  • 時差:GMT-5 (1時間後退)

  • 宿泊:Edificio SALOMÓN GANEM (Airbnb) ★★★★★ JPY 38,329.00 (3 nights)
    ここまでホテルにしていましたが、ここはAirbnbです。同行者が選んでくれました。インターネットは問題なく、何より立地が旧市街のど真ん中なので最高です。

12/16

DRからの移動日。Cartagenaの空港のイミグレでとにかく時間がかかりました。その間、友人にはだいぶ待ってもらった形ですが、その後無事合流して、この日はDinnerに行って、その後広場をぶらぶらして終わりです。

  • 食事:Amaretto Cartagena ★★★★
    うまかったですが、営業時間の終了間際に行ったら、追い出されそうになりました。Cartagenaは、海があるので、海鮮がおすすめです。

  • 観光:Plaza de los Coches ★★★★★
    旧市街の中心地。雰囲気が最高。

12/17

前の晩が非常に遅かったので、この日は昼から行動開始。Uberに乗りながら、適当に有名どころを色々回りました。

  • 食事:REFRESQUERIA LA ESTRELLA DE LA INDIA ★★★★
    朝食兼昼食。スタッフがフレンドリー。Cartagenaの人はみんなフレンドリー。 

建物の色合いが印象的
  • 観光:Convent of Santa Cruz de la Popa ★★★★
    修道院のようです。特にガイドとかつけていないので、正直何なのかはよくわからなかったですが、丘の上にあり、景色は良かったです。

  • 観光:San Felipe de Barajas Fort ★★★★★
    植民地時代の要塞のようです。トンネルがあって、結構楽しい。現地の修学旅行生の英語の練習に付き合ってあげたり、逆に当方のスペイン語の練習に付き合ってもらったりして、面白かったです。とりわけ同行者が楽しんでいたようでした。

でかい
  • 観光:Playa De Bocagrande ★★★★
    Cartagena最大のビーチ。夕日が美しい。が、海はそこまで綺麗というわけでもない。同行者は泳いでましたが、私は着替えるのが面倒だったので、夕日だけ見ていました。

  • 食事:Masaki Sushi Wok ★★★★★
    Cartagenaはやはり海鮮、と確信。うまい。ただ、Sushiは、寿司じゃなくて、カリフォルニア・ロール。

うまい

12/18

Cartagenaには、いくつか島もあるのですが、ツアーに参加してそのうちの一つであるTierra Bombaまで足を伸ばしてみることにしました。[2]

  • ツアー:Speedboat Tour to Tierra Bomba Island ★★★ COL 143,000 (=USD 37.81) / person
    4人1組でした。英語対応という触れ込みだったのですが、実際はガイドはスペイン語しか話せず、ツアー参加客の一人(ポーランド人)がスペイン語を理解しない我々2人のために通訳してくれました。なお、このパターンは、ラテン・アメリカ旅行では非常に多いのではと思います。

https://www.getyourguide.com/cartagena-l362/playa-morena-only-castle-in-the-sea-of-colombia-t371256/

  • 観光:Fuerte de San Fernando de Bocachica ★★★
    これも前日に続き、要塞。ガイドがいたので、ちょっとわかりました。

  • 観光:Playa Morena Beach Club ★★★
    ビーチでのんびり。食事中に野良犬が寄ってきたのが気になりました。海自体はさほど綺麗ではないです。ここでツアーは終了。大陸へ戻る。

  • 観光:Santuario de San Pedro Claver ★★★★
    Latin Americaの教会は、Europeのそれと違って艶やかな印象です。

  • 食事:Texas Resto Bar ★★★★
    Texasということでトライ。うまかったです。円安もあってか、Latin Americaは基本的に物価安いと思うことはなかったですが、ここは安いと思いました。

12/19

この日は昼過ぎにVenezuelaに移動するため、午前中だけ街歩きツアーに参加しました。

  • ツアー Private Walking Tour ★★★★ USD 48.00
    これまで散々歩いてきた旧市街を最終日に改めて歩き回るという形になりましたが、ガイドをつけて歩くと当然新発見がありますので、それはそれでよかったです。普通は初日に参加する類のものだと思いますが、最終日というのもありと思いました。

https://www.viator.com/tours/Cartagena/Tus-mejores-experiencias-en-Cartagena-Your-best-experiences-in-Cartagena/d4498-289461P2

Getsemaniと言われるエリアを歩く

まとめ

Cartagenaは素晴らしいところ。今度はスペイン語の語学留学とかで1ヶ月くらいいたいですね。また、合わせてMedellín, Caliあたりにも行きたいと思っております。Caliはサルサの聖地です。

Venezuela (12/19-25)

CartagenaからCaracas, Venezuelaに移動します。Venezuelaでは、まずVenezuelanの友人と合流してCaracasを案内してもらい、そのあと、一緒だった日本人の友人とは別れて(本来一緒に行動するはずだったのですが別れることになった背景には、国際政治が絡んでいるのですが、別途書きます。)、一人でCanaima国立公園へ向かい、そこでToulouse, Franceからやってきた一家(スペイン語、フランス語、英語を話す) の仲間に入れてもらいながらAngel Fallまで冒険し、そのあとまたCaracasに帰ってきて友人宅のクリスマスパーティーに参加させてもらいました。

Caracas (12/19-21)

Venezuelaの首都。かつて石油産業で南米一栄えていましたが[3]、2000年代後半のcrisis(経済政策の失敗)により、面影はありません。空港に降り立った瞬間に灯りの少なさが気になりました。

  • 移動:Copa Airlines (Cartagena to Caracas, via Panama City) COP 2,170,600 (= USD 575.57)
    Panamaのナショナルフラッグ?だと思うのですが、座席が広くて綺麗な印象でした。

  • 時差:GMT-4 (1時間前進)

  • 宿泊:Placa Francia近くのアパートメント(Aribnb)★★★★ JPY 20,892 (2 nights)
    現地の友人曰くCaracasで最も安全なエリアとのことでした。

12/19

Caracasの空港に夜到着し、無事現地の友人と合流。友人が車で迎えにきてくれたので、そのままCaracas市内で夕食へ。Airbnbのチェックインの対応に少し手間取りましたが、現地友人がうまく捌いてくれたので、この日はそのまま就寝しました。

12/20

この日も現地友人が車を出してくれましたので、彼と、彼が連れてきたまた別のVenezuelanと合流。4人で市内観光しました。

  • 食事:Desayuno Yusmila ★★★★★
    うまい。ラテンアメリカといえば、エンパナーダ。

うまい
  • 観光:Universidad Central de Venezuela ★★★
    現地友人が卒業し、今教えている大学。まあ、普通の観光であれば、特に行く必要はないかと思います。ただ、社会主義国っぽい雰囲気をそこはかとなく感じ取れます。

社会主義っぽい
  • 観光:National Pantheon ★★★★★
    教会のAnnexのような形で、比較的最近作られたパンテオンがあり、Simón Bolívarが祀られています。[4] Hanoi, Vietnamのホーチミン廟を思い出しました。NetflixドラマのNarcosでも出てくるSimón Bolívarの剣も飾られています。必見。

かっこいい
  • 観光:Simón Bolívar Birthplace House ★★★★
    またもやSimón Bolívar。ガイドの解説を聞きながら回るスタイルですが、全部スペイン語なのが残念でした。

  • 食事:Club Táchira ★★★★★
    Caracasの夜景(って言ってもめっちゃ暗いんですが)が見れて素晴らしい。音楽が最高。サルサを初体験しました。

まとめ

1日かけてCaracas市内を観光しましたが、現地人の助けがあって大変充実していました。現地友人も弁護士ですが、友人の教養の深さには驚嘆させられました。私も日本では通訳案内士の登録をしていたりしますので、逆の立場になったときに同じ水準でガイドできるように鍛錬する必要を感じます。

Canaima (12/21-24)

Canaimaは国立公園です。目玉はなんと言ってもAngel Fallですが、他にももうちょっと近くまで寄れる滝とか、珍しい動物との触れ合いとかもあって盛りだくさんです。
Caracasから1時間強のフライトで東に向かいます。立地としては、Guyanaとの国境沿いにあります。観光当時、Guyanaとの国境紛争がエスカレートしている状況でしたが、これについては別途書きます。
Canaimaのツアーは、Caracasとの移動や、現地での宿も含めたパッケージ(all inclusive)しか存在しないと考えたほうがよさそうです。バックパッカー的な旅行は無理だと思います。パッケージのためそれなりに高額であり、現地の人もそんなに易々と行く場所ではないようです。私の友人もまだ行ったことがないと言っていました。このツアーの詳細については、珍しさもあるので、別途書こうと思います。概要は以下のとおりです。

  • ツアー:All inclusive Tours Paradise JVE 3 nights USD 1,390 + USD 40 (国立公園入場料)

  • 時差:GMT-4 (不変)

  • 宿泊:Campamento Canaima

とりあえず近くの滝だけ
Angel Fallの近くまで行ける。

Caracas (12/24-25)

12/24

Canaimaでの3泊のパッケージツアーを満喫した後、再びフライトでCaracasへと戻りました。今回は友人は空港まで迎えにきてくれなかったので、Uber的なもの(Yummy)を使って、Caracas市内にある友人宅へ向かいました。その後、友人の車で、Caracas郊外にある街(友人の家族一同が暮らしている)を訪れました。20人くらいのパーティーに参加しましたが、基本的に英語は通じないので、限りある語彙でスペイン語でのコミュニケーションを試みつつ、Venezuelaの伝統的なボードゲーム的なものに興じたりしました。で、25日になった瞬間に、Feliz Navidad (Merry Christmas)!の嵐。街では花火が上がり、パーティの参加者はお互いにハグを交わしました。友人一族のホスピタリティには本当に感謝しています。[5]

12/25

友人の実家に泊めてもらい、その後、友人の従兄弟夫妻の家で朝食を頂きました。朝食後、また友人の車に乗ってCaracas市内へと帰ります。Venezuelaを去るフライトまで数時間あったので、少し観光を続けます。

  • 観光:Caracas cable car (teleferico) ★★★
    ケーブルカーで山頂まで行けます。ハイカーだとケーブルカー代は無料になるようですが、ハイカーっぽい格好をしていればよく、実際に歩いて登るかどうかは関係ないようです。自分もバックパックを背負ってハイカーっぽい格好をしていただけですけど、無料になりました。実際に歩くと5時間かかるとのこと。山頂まで行きましたが、天気が悪かったのでよくわからなかったものの、普段は景色良さそうな雰囲気でした。

  • 観光:Parque Ezequiel Zamora ★★★
    小高い丘の上にある公園。地元民で賑わう。なんか誰かの像があった気がしますが、Simón Bolívarだったのではないか。

まとめ

Venezuela全体のまとめということになりますが、Caracasでは友人のガイドもあったし、Canaimaという秘境に足を踏み入れることもできたので、素晴らしい経験ができたと思います。米国に帰国後よくどの国が一番よかったかと聞かれますが、その際にはVenezuelaと答えています。それぞれの国に良さがあるので順位づけるのは本来難しいのですが、良さが十分に知られていないので周知しなければ、という思いから、そのように答えるようにしています。

次回

次回は、Peru以降の旅程について書きます。すでに結構書いていますが、まだ旅程の半分も消化していないという・・・。

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[1] 基本は、一人旅が多いのですが、南米はいろいろありそうだったので、複数人で動くのがいいかなと思いました。ツアーに参加しちゃえば、もはや関係ないですけど。

[2] このほかにも、Island hopping的なツアーもあります。これだとシュノーケリング体験とかもできそうです。私は、こういう方が好きなのですが、今回は同行者の意向に合わせました。

[3] 今でも石油の埋蔵量は、Saudi Arabiaを上回り世界一だと思います。

[4] 現政権のSimón Bolívar崇拝にはナショナリズムの観点から興味深いものがあります。比較的最近、1999年に、国名をRepública de Venezuela (Republic of Venezuela)からRepública Bolivariana de Venezuela (Bolivarian Republic of Venezuela)に変更したという経緯があります。

[5] このときに感じた恩義を忘れられずにいたところ、米国に帰国後、大学のPro Bonoプログラムで、Venezuelaからの難民支援に携わる機会がありました。この件については別途書きたいと思っていますが、少しでも恩返しになったようであればよかったです。

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