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【ジャイサルメール→ニューデリー】デリーに気をつけろ

僕のニューデリーの思い出といえば、
・大使館に塩対応される
・FRROに取調べを受ける
・リキシャーにぼったくられる
・野犬に襲われる
くらいしかないのヤバすぎる。二度と戻りたくはないのだけれど、出国するためには仕方がない。

ジャイサルメールから列車に揺られること18時間、僕は再びデリーの土を踏んだ。
久しぶりに吸った首都の空気は、とにかく最悪の一言だった。排気ガスが街全体を覆い、視界は悪いし歩いているだけで喉がイガイガする。路上を歩く人々はマスクをして一様に虚ろな目をしており、さながらディストピアを思わせる。

外にいるだけでHPが削られそうだったため、一刻も早く宿に向かうべく地下鉄を乗り継いでサウスデリーへと急いだ。なお今回サウスデリーに宿をとるにあたり、以下の記事を参考にさせていただいた。

今だからわかるが、この方の言うことは1から10までその通りである。デリーに寄るのは不可抗力として仕方ないとしても、パハールガンジとかいう詐欺師と野犬しかいないエリアに戻るのは死んでもゴメンだった。それであれば、少しでも空港に近いサウスデリーに宿泊するのが吉であろう。

宿でチェックインを済ませると、夕食をとるべく外へ出た。確かにこの辺りはちょっとハイソな街並みというか、オシャレなレストランも多く不快な客引きもいない。閑静な住宅街という感じだ。
しかし、だからといってこんなスモッグの中をブラブラする気にはとてもなれず、近くのカレー屋で手早く済ませると速攻で宿に戻った。

デリーには1秒でも長く居る気はない。少しでも滞在時間を短くしようと、飛行機は翌13時の便を予約している。「観光」はラジャスタンで十分楽しんだので、ここから先は「脱出」だ。無事この国を出られるかどうかは明日にかかっている。

〜旅のBGM〜
Bruce Springsteen/Badlands

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