SLAM DUNKに学ぶリーダーシップ心理的安全性が生む高いパフォーマンス

心理的安全性という観点でも
SLAM DUNKは多くの学びポイントがあります。


下記の赤木の発言からも分かるとおり
そもそも湘北高校バスケットボール部は
心理的安全性が低いところからスタートします。



チームの心理的安全性が低い時代 にはこのような発言がありました。

「勝ちたくないのか!!」(コミック14巻 P22-23)
これは全国を真剣に目指しているメンバーがほぼいない中
一人赤木がチームに怒りながら発言し
孤立していくシーンです。


この時代から
安西先生による導きや赤木自身の変化もあり
物語後半の山王戦では

「オレたちゃ別に仲良しじゃねえし お前らには腹が立ってばかりだ
だが このチームは…最高だ…」(コミック30巻 P143 山王戦)

というように発言の質が大きく変化しているのです。



また
普段一切弱音を吐かないクールな流川ですが
豊玉戦では宮城に対し

「ジツは強いパスとりづらいんす」
と自分のコンディションについてはっきりと
仲間に伝えるようになっています。(コミック24巻 P52 豊玉戦)


私の中で最も
湘北高校バスケットボール部の心理的安全性が高いことで
驚異的なパフォーマンスが出ているシーンがあります。



それは
山王戦後半の体力的にしんどくてもう無理だというような状況で
三井寿が気持ちだけで動き
3Pシュートを狙い続ける場面です。


このシーンで
試合を見ていたライバル高の監督が

「奴は今赤んぼのように味方を信頼しきる事でなんとか支えられている…」と発言します。


そして三井はほぼ意識がない極限状態の中で動き続けるのです。


普段は衝突が絶えないチームですが
安西先生や赤木のリーダーシップのもと
4ヶ月間の濃密な時間を経て
チームの根幹に心理的安全性が生まれ
例え自分がシュートを決めれなくても
必ずリバウンドをしてくれる仲間への信頼
自分がシュートを打ちやすいところに
しっかりとパスを出してくれるという仲間への強い信頼がありました。
その信頼や心理的安全性がチームが極限に追い込まれた時に
限界を超えるパワーになっているのです。




この三井の山王戦でのシーンには心打たれましたし
ビジネスにおける心理的安全性においても大切なヒントがあります。


心理的安全性とは決して仲良しクラブではなく
衝突を恐れずに伝えるべきことをしっかりと伝えられる状態が
チームの信頼を生みイノベーションや結果を
生み出していくということを教えてくれるのです。

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