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今回のnoteおよびマガジンは、2019年8月20日に開催された第7回教育カンファレンスでの発表内容及び、「これからの教育の話をしよう6/インプレスR&D」に寄稿したものです。
GIGA端末のリプレイスを見据えて、改めて2019-2020年のbefore GIGAを振り返りたいと思います。

(前回の続き)
学びを求めて学校の外へ…。身近な仲間をそこに連れて行くのではなく、身近な仲間のもとに講師を呼んでくる。「半径3mから変えていく」そんな勉強会をつづけて…(GIGAスクール構想前のお話です)


教育委員会の仲間(よきパートナー)として

ICTを推進する仲間は増えて来ました。あとは、いつ端末が来てもいいように準備することです。

例えば、「1人1台」の整備は難しくても、G Suit for education(現 Google Workspace for Education)で「1人1アカウント」なら低コストで短期間でも実現できないかと考えています。Google Classroomを利用すれば印刷コストを下げられ、業務も効率化できます。(私が多くの時間を費やした、サーバ管理やソフトのインストールなども)

このような提案をするためには、「導入後に核となる人材」が重要です。「導入しても使える人がいない」に対する先手です。iPadやGoogleを活用する勉強会も計画しています。それに向けApple Teacher 、Google認定教育者なども取得しました。肩書きがあると安心してくれる人もいるようなので、こういう装備も大切です。

よきパートナーとして協働的に課題を解決する

別に派閥を作って学校や教育委員会に無理難題を言いたいわけではありません。より良い教育環境を実現したいという思いは同じですから、「低コストでもこんなことできますよ」「力になれる仲間がいますよ」と協働的に課題を解決する風土を創ることが、今の私にできることだと思い活動を続けています。

学校教育とは離れますが、市内でCoderDojoを始めたいとも考えています。コンピュータには賞味期限があるので、稼働率を上げたほうが費用対効果は高くなります。プログラミング教育の必修化もあるので、技術科教員がプロボノ活動としてCoderDojoを開くのは理にかなっていると思うのです。「開かれた学校」ってよく耳にしますが、開いて待っていたら誰かが来るわけではありません。まずは教員自身が学校の外に出ていくことが学校と社会をつなげる第一歩だと思います。

このGKB48のカンファレンスもそうですが、学校の外に出て多様な人と出会うことで、学校に還元できることが増えてくると思っています。実際に子ども食堂に参加したり、NPO法人CANVASのワークショップコレクションに出展したりすることで、人とのつながりや自分の視野が広がっていくのを実感しています。

プロフェッショナルとは?

別に聞かれていませんが、お話しします。
私にとっては「与えられた仕事だけでなく、自分にできることを創造する」ことです。1を100や200にするのはロボットでもできます。0を1にする、これは人間しかできません。

勉強会は与えられた仕事ではなく、時間外に勝手にやっていることです。ただ、この活動での出会いや学びは確実に職務に還元されています。何よりもやっていて自分自身がワクワクします。

これからも教育公務員として、目の前の子どもたちのために自分ができることを創造し取り組んでいきます。よかったら皆さんも仲間になってくれませんか、よろしくお願いします(つづく)


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