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腰の重い開発部門を動かすには?

私は教育系の大手企業でDX担当なる役割として働いています。 が、実際には、開発部門からは営業さんと呼ばれ、 営業部門からは開発さんと呼ばれるという板挟み、そしてDX担当は私以外には管理職のみという状態です。

そんな私が務める会社、DIDXなるふわっとしている部署は1人(デジタル強い会社だとデジマとカスタマーサクセスあたりを全部やってます)ですが、
エンジニアやらがいる開発部門は複数人存在しています。
既存事業の人からすると、全部含めてデジタルでしょ?みたいになるのが辛いところですが笑

そんな開発部門の方ともお話をする機会が多いです。
ただ、どうしても人数比が開発のほうが多いので、
サービスの話をする際も、開発目線になってしまいます。
お客様のこと見てないよな〜なんてのは日常茶飯事ですね。

そんな状況ですと、
・この案件はこう言えば開発に伝わる
・これは言っても改善されない
みたいな塩梅がわかってきます。
今日は、その塩梅が抜群にうまくいったので、
会話をそのままご紹介します。

私「すいませーん、これって改良できたりしないてわすか?」
開発「無理っすね」

ここで諦めてはいけません。
だいたい大企業の開発どもは無理から入ります
開発以外の人間のことは、機械オンチだと思っているからです。

私「お、なるほどですね。ちなみに、このデータはどこを参照してますか?」
開発「これは日付データを参加してますね」

データの話になると、ちょっと乗ってきます。

私「ってことは、この日付参照して、不等号使えばやりたいことできるんじゃないっすか?」
開発「あ、たしかに、できますね」
私「やっぱそうっすよね。ってことは改善はできますね、ありがとうございます。〆切決めましょか」

こんな感じで、サービス改善の約束を開発部門から勝ち取りました!

開発の方に動いていただくには、
・データや数字で話す
・自分なりの仮説をぶつける
ってことを意識しています。

お客様がこう言ってる!だと、どうしても感情論になりがちです。感情論では、開発は動きません。
しかし、数字や仮説検証は、開発部門も好きな話題なので、話を進めやすくなるのかもしれんな、と今日の会話から発見しました。

どうしても、営業バリバリな方は
お客様のため!の一点突破をしてきます、大企業だと。
その気持ちもめちゃくちゃわかる。
でも、開発の言い分も、まぁわかる。
この間を理解できることが、大企業でのDIDXには欠かせないなって、思いました。

まあ、この
ってことは◯◯すればできます?
を話せる人って、少ないんだけどね。

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