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きっちりやるは、コスパが悪い?

今日は、仕事のやり方についてです。

皆さんは、仕事をきっちりやっていますか?

医療現場で日々働いている私ですが、
きっちりやった場合と
そつなくやった場合
多くの結果は同じでした。

医療なんだから、完璧に寸分の狂いもなくやれよ!!
とお叱りの声が聞こえてくるかもしれません。

しかし、医療においても、合格点に幅はあります。
手術においてもです。

例えば、合格の幅が60~100%だったとします。
力の入れ方が
65/100の場合と
95/100の場合
結果はどうなると思いますか。
誤差5%の以内に収まることが多いです。
入力30も違うのに、出力5%の差になっちゃうのかよ!

例えば、肥満で運動しない患者さんへ指導する場合
95:(資料や数字を駆使して説明)、その患者さんにあった運動方法を提示
65:(一般的な資料渡し、良いとされている運動を提示)
95で指導したから、運動しない結果もあれば
65で指導して、運動する結果もあります。

人を見て方法を選択しますが、初めましての人にドンピシャはなかなか難しいです。

しかも、95の場合って、時間・労力がかかります。
話ながら、好き嫌いを判別し、現状からできる最適な運動を考え、図や文字に起こす。
そこから最適な運動を提示して、本人の反応をみながら修正して、完成。
65の場合は、
準備された資料を説明し、反応のよさそうな運動からやってください。で終了。

これを繰り返していくと、65の方法ばかりになっていきます。
そう、その場のコスパを考えると
圧倒的に65なんですよね。

でも、1年後の、指導する人の能力は、圧倒的に差がでます。
残念ながら、給料には大きな反映されませんけどね。
長い目、10年とかでみれば、お金の差はでるのかもしれませんが。

そのため、多くの現場では65が選ばれ、
「これだと力がつかないです」
とやる気のある若手は離れていっている気がします。

話はそれましたが、
65に逃げたくなることが多いですが
私は、95を選択する心、できる知識・技術があるようにしています。

実際にできているかはわかりませんが、意識するだけでも違うと信じて日々業務に取り組んでいます。

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