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学んだ(経験した)ことを捨てる大切さ 〜捨てることでしか前に進めない〜

これまで転職を3回し、コンサルタントとして5年以上働いてきた中で何度も未経験な体験や、新たな領域で業務を行う機会があった。その中では、今までの知識、経験では、対応できないことも多々あり、過去の経験にとらわれていたり、活かそうとするとたいていの場合はうまくいかない。自分自身の経験や知識は捨てて、素早くキャッチアップしようとすることで、これまでの経験との掛け合わせでシナジーが生まれるといった経験をした。そういったこれまでの経験ベースで学ぶことを捨てることの意義を共有したい。


変化に対応できるようになる

まず、マクロな話をすると、
2023年現在、世間を賑わしている生成AIのような革命的なツールが生まれる等、外部環境が日々変化し、働き方や生活も変わっていく中で我々自身も常に変わっていくことが求められる。そのような時代に、これまでの経験ややり方に固執しているとあっという間にとりのこされてしまう。日々自分の持っている知識を捨てて学ぶ姿勢を保ち続けることが周りが変わっていく中で必要なことである。
進化論で有名なダーウィンも次のような名言を残している「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである」

保守的にならず柔軟な姿勢を保っていられる

コンサル時代に対面したクライアントを見て反面教師に感じたことだが、DXに伴う業務変革が大手企業を始めとして進んでいる中で、多くの高齢の社員(特に窓際、平社員)で変化に耐えられず抵抗勢力のような形になるケースが散見された。
もちろん年齢が高くても、苦手な領域に何とかついてこようとする方もいる。年齢で差別するつもりはなく、そういったポジティブに学ぼうとするベテランの方からは学ばせていただくことが多かった。
どうしても自分のやっている業務に対しての変化や経験を捨てずにいると保守的になってしまい、自分を守るためにできない理由をつけては抵抗する。上司もそういった社員を見限っており、そのような社員は、適当な仕事をさせておくか、追いやられてしまっていた。
今の世代であると、クビになることなくぎりぎり逃げ切れているケースもあるが、今後20年、30年キャリアが残っている人は、ぜひとも新たな学びを止めないことを強くお勧めする。

チャンスを引きよせる

転職や新たなプロジェクトに加入することで、新たな人間関係やとどまっていては経験できなかった経験をし、成長を加速させキャリアにおけるチャンスをつかむことができた。
私の例で行くと、新卒で入った事業会社を辞め、コンサル会社に転職し、はじめのうちはエクセル、パワポもろくに使えないポンコツであった。しかし、コンサル会社特有のスピード感とクライアントと上司からの詰めやサポートのおかげでかなりのスピードで成長し、個人表彰をしていただいたり、海外出張、駐在といった機会を得ることができた。プロジェクトのたびに新たな学びが必要になることもあり、新しい知見を1からクイックに吸収するといったことも身に着けることができた。新たな学びを習慣とすることや意識的にゼロベースで学ぶという姿勢を保つことで思いもよらないチャンスを手にすることができる。

学びの掛け算をすることで凡人がバリューを出せる人間へとなれる

企業コンサルにおいて対面する相手は、その道数十年その業界で特定業務を専門にやってきた人であり当然自分よりも知見、経験が深い。そういった相手と同じ土俵で戦っても、「そんなこと知っとるわ」と一蹴されておわりだ。もちろん最低限ベースとなる知識は、会話をするうえで必要となるがそれに加えて、違ったカテゴリの知見を学び、提供することで、コンサルとしてバリューを出すことができる。例えば相手が経理担当の方の場合、こちらも経理の知識があるのでそれを活かそうとするのではなく、関連するITや人事といった別の領域を絡めた提言をすることで相手の数十年の経験、知見を超えることが可能となる。
学びの掛け算を実践し、実行している人は、コンサル会社のみならず、事業会社においても部門をまたいで活躍している姿をよく見かける。社内での評判向上や出世(特に事業会社では他部門の評判、顔が広いことが大事)にも有効である。
そのためにまずは、自分が持っている知識だけでは、もっと詳しい人がいるということを自覚し、その知識を捨てて新たに学びなおす姿勢が必要である。

ここに書いた価値観を得る原体験を書きに記しているので読んでもらえると嬉しい。

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#私の学び直し

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