マガジンのカバー画像

本とか本とか映画とか

205
本の感想。たまに映画の感想も書きます!
運営しているクリエイター

#メディア

誰もが持っている「小池百合子的なもの」

あれは虚言癖というより、自己防衛だよ。 あいつが手にしたのはイカロスの翼だ。 こんなに飛べ…

「農耕民」ってスゴイの?

今ほど狩猟採集民が、その食生活、健康、余暇の観点から、優秀だと見られたことはない。 反対…

専門家になるほど「語れない」

歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を広げ、現在の私たちの状況は自然なもので…

「名前」のつけ方

自分の願望で名前をつけないことです。 顧客の頭の中にある、普通の言葉を使うようにします。 …

人を「変える」か、「変えないまま」正しい方向へ導くか

天皇主義に依存してしまう人間だからこそ、戦後民主主義にも依存してしまったのだ。 寄りかか…

「ぶたに真珠」なインターネット

この四半世紀のあいだに、人類の何割かは確実に発信することでより愚かになっている。 少なく…

「政治と文学」から「市場とゲーム」世界への移行がもたらした「何者」かへの渇望

吉本隆明から糸井重里へ。 日常の、自分の物語に対するアプローチによって試みられていた「自立」の思想の実践プロジェクトはいま、暗礁に乗り上げつつある。 では突破口はどこにあるのか。 (『遅いインターネット』より) 評論家・宇野さんによる著書「遅いインターネット」を読みました。 きょうはそのまとめ、第6回です。たぶん今回を入れてあと2回。 第1回 「民主主義」の限界 第2回 民主主義を「守る」ため、民主主義を「半分諦める」 第3回 いまの「メディア」に求められていること 第

「コト消費」から「モノ消費」への回帰、そしてその限界について

糸井はかつて自らが牽引したこの国の消費社会が終わりを告げようとしていることを、極めて正し…

ぼくたちを取り巻く、3つの「幻想」

自己幻想の肥大化した人間はFacebookに依存し、対幻想に依存する人間はその対象となる人物との…

いまの「メディア」に求められていること

スマートフォンの中のピカチュウに意識が集中することは、目の前の景色を遠ざけてしまう。 い…

民主主義を「守る」ため、民主主義を「半分諦める」

必要なのは市民を動員してデモに連れ出すことでも、大衆を動員して選挙に連れ出すことでもない…

「民主主義」の限界

あたらしい世界のアイデンティティは最初から政治を、民主主義を必要としていないからだ。 現…

「フォロワー500人」はめっちゃ多い?

フォロワーの数のほうに目を向けてみましょう。 フォロワーが300人以上いる人は、わずか10パー…

「狭くて深い」ファンの注意点

その時代の「ハイ」カルチャーの人々の嗜好は常に保守化し、マンネリズムを生み出す。 芸術は少数のお金の出し手のみで動いている限りは衰退していく。 (引用/オタク経済圏創世記) コルクの佐渡島さんや、NewsPicksの佐々木さんがオススメしていた、『オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』という本を読みました。 本全体の主張としては、めっちゃ要約すると「コンテンツをパッケージとして完結させるのではなく、サービスとして双方向性を持って提供