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「選択肢の多い状態」そのものに意味はない

『パワプロ』っていうゲーム、みなさんは知ってますか...?

正式には『実況パワフルプロ野球』っていう、大人気の野球ゲームなんですけど、ぼくは小学生と中学生のときにめっちゃハマってました。

それで昨日のnoteの続きとして、今日はぼくがどうしてwevnal(ウェブナル)でまた働きたいなと思ったかについて書いていきたいなと思うんですけど、ぼくは自分のキャリアや人生について考えるとき、よくこのパワプロのことを思い出します。

パワプロ、というか野球ゲームを1回でもやったことのある人ならイメージしやすいと思うんですけど、投手の持ち球(どんな変化球を投げられて、それがどのくらい曲がるのか)を示す図があるじゃないですか。


もう出しちゃったほうが早いので、出しますね。

著作権的に、別にこのnoteで収益化するつもりはないので大丈夫だと思うんですけど、もしダメだったら消します。

こうやって実際の図を見たら、パワプロをやったことのない人でもなんとなく伝わりますか...?

赤丸で囲ってあるなかの、書いてある文字が投げられる変化球の種類で、金色に光ってる分だけその変化球は大きく曲がります。

例えば、赤丸中の左側にあるのは『シュート』という変化球で、変化量は『1』です。

上の図だと、金子投手は4種類の変化球を投げられて、それぞれの変化量が右から時計回りで『1』『2』『3』『1』ですね。


それでは次に、日本ハムの宮西投手の能力を見てみます。

こんな感じですね。

さっきの金子投手とは違って、投げられる変化球は『スクリュー』と『スラーブ』の2種類しかないんですけど、それぞれの変化量は『3』と『6』です。

つまり、1人目の金子投手、2人目の宮西投手の特徴をそれぞれ一言で言い表すと、金子投手は『ちょっと曲がる変化球をたくさん持っている投手』、宮西投手は『すごく曲がる変化球を少しだけ持っている投手』ということになります。

それで、もしあなたが監督だったとして、どちらか1人だけの投手を起用するってなったとき、どっちの選手を使いますか?

ぼくは当時、それこそサルのようにパワプロのペナントモードを遊んで、いろんな投手を操作していたのですが、使いやすいのは圧倒的に宮西投手のような、『すごく曲がる変化球を少しだけ持っている』タイプです。

なぜなら、実際に打者に球を投げるときは、どれか1球種しか選べないからです。

もちろん変化球をたくさん持っていれば、それだけ相手を『次はどの球種がくるんだ!?』と惑わせることはできるんですが、各球種の変化量が少ないと、結局相手のヨミを外しても対応されちゃうんですよね...

それだったら、1球1球精度の高いボールで勝負したほうが、結果的に相手の打者を抑えやすいです。

だからぼくは、自分が監督として起用する投手を決めるとき、『球種の多さ』よりも『各球種の変化量の多さ』、もっと言うなら『なにか1球種でもすごく曲がる変化球を持っているか?』という観点を大事にしていました。

・・・

もうここまで書いたら、勘のいい方は気づいてるかもしれないんですけど、要は人生でも、その場その場で取れる選択肢は1個だけだということです。

パワプロでいう『投げられる変化球の数』というのが、人生やキャリアにおける『取ることのできる選択肢の数』にあたります。

『wevnalに入社する』という選択をする前のぼくは、それこそ無限の選択肢がありました。

wevnalに入社する以外にも、他の会社にエントリーしてみる、自分で勝手に事業を始めちゃう、就活せずにまた他の会社で長期インターンしてみる...などなど。

でも『選択肢』っていうのはどこまでいっても『選択肢』でしかなくて、それを持っているだけでは、ぼくの人生はなにも進まないわけです。

確かに、ときには選択肢の多さが『心のセーフティネット』になって、思い切った行動に踏み切れることもあります。

でもそれってたぶん、選択肢がゼロになったときの結末が『(生物的な)死』のときにだけ正常なセーフティネットとして機能するのであって、それ以外の場面における『選択肢の多さ』は、『躊躇』と『傲慢さ』を生み出す危険性のほうが高いと思うんですよね。

だからぼくは、会社のブログにも書いたんですけど、仮にwevnalへ行かず他の会社を受けると決めたときには、wevnalへ断りの連絡を入れてから、就活をやろうと決めてました。

wevnalからもらった内定を持ったまま、他の会社へ受けに行っても、心のどこかで『ここは落ちてもwevnalがあるから大丈夫』みたいな甘ったれ野郎になってしまいそうだったので。

だからぼくは、次のキャリアについて考えていた今年の1~2月くらいは、とにかく『選択肢を絞る』ことを意識していました。

選択肢の多さにうぬぼれてないで、早く選択をして、早く次の選択の機会に遭遇したほうが、自分の人生にとってプラスになるだろうと思っていました。

そうやって次から次に選択の機会を作っていくこと(≒壁や考え事にぶつかること)が、パワプロでいう『変化量の多さ』ですね。

どうせ取れる選択肢は1個しかないのだから、それだったらその選択肢を徹底的に磨いたほうがいいです。

ただ、ここまでだと『ぼくが”この時期に”wevnalへの入社を決めた理由』にはなっているけど、『ぼくがwevnalへの入社を決めた”直接的な”理由』にはなってないですね...

本当はそこまで書く予定だったんですけど、思ったよりパワプロの話が盛り上がりすぎてもう現時点で2200字を超えちゃってるので、それは明日以降に書きます。

今日のnoteは結果的に、汎用性高めの『人生論』みたいな感じになりましたね。。。

読んでくれた方の、なにか参考になることがあればうれしいです!


▼たぶん大丈夫だと思うけど著作権の話を出したから、前に書いた『著作権』に関するnoteもよければどうぞ!!


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