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SaaS規約ナイトに行ってきました

 利用規約について勉強する機会がほしいなと思っていたところ、橋詰 卓司さんのツイートでイベント情報が流れてきたため、
SaaS規約ナイト—BtoB SaaS&サブスク時代の法務リスク管理術に行ってきました。

1 勉強になったこと

①守りの法務として、利用規約によって、リスクを減らしていくだけでなく、顧客に、利用規約について納得してもらうことも重要である。
②BtoB(toC)サービスの場合、Cの感覚も意識すべきである。
③サービスの運用の実態を踏まえてリスク判断をしていくことが重要である。
④サービスの発展・他サービスとの提携も踏まえて利用規約を定めるとよい。
⑤SaaSの料金改定においては、賃貸借契約の考え方が参考になる。ただし、SaaSは機能が強化されていく点で賃貸借契約と異なる。SaaSの利用規約が定型約款に該当する場合、値上げの合理性や猶予期間の長さが考慮要素となる(典型契約に立ち返った思考の重要性を再認識。)。
⑥利用規約があっても、一定割合の顧客について、個別合意により内容を変更している場合、定型約款には該当せず、料金改定の際に、個別合意が必要になるおそれが高い。
⑦利用規約を見やすくするために図示することや要約することがあるが、解釈が問題になるリスクがある。

2 参考書籍

SaaSの利用規約については、「ITビジネスの契約実務」第5章が参考になるということで、ざっとみて積読気味になっていたものをちゃんと読もうと思いました。

また、2020年4月施行の民法改正に向けて、同じくざっとみて積読気味になっていた「定型約款の実務Q&A」も読み込んでおくことも必要そうで


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