自分に何ができるかが分からなくて、行動が出来ない時期が長かった。

今になって思えば、最初から「自分に何ができるか」が明確に分かっている人なんて居ない。

自分が誰なのか、何者なのか、何をしたいのか、最初から分かるのは一部の天才だけだ。

大事なのは、自分に疑心暗鬼になりながらも、自分の心の声に従って、勇気を出して行動していく事。

たくさん失敗して、傷ついたり、

自分の中の葛藤にもがいたり、

人と比べて劣等感を感じて、無力感に押しつぶされそうになっても・・・

それでも自分を信じ、奮い立たせて歩んでいく。

そんな日々の中で、

人との関係性の中で、生まれる気づきが「自分の道」へと導いてくれる。

人に感謝された瞬間、感動してもらえた瞬間、誰かに勇気や気づきを与えれた時。

自分一人では味わえなかった、魂が震えるような喜びが、才能や使命のヒントととなり、自分の道へと導いてくれる。

自分一人の世界では分からなかった事が、他者との関わり合いの中で分かってくる。

真剣になって、本気で取り組むからこそ、分かるものが沢山ある。

自分の未熟さとぶつかり、人生の困難に立ち向かい、自分の弱さと向き合いながら人生を歩んでいく。

そんな事を繰り返しいくうちに、自分に何が出来るかが分かってくる。

一つ一つの全ての体験が尊い財産だ。

そんな事を考えながら飲むコーヒーは、いつもより美味く感じた。