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本日は国際子犬の日

狩猟動物であるオオカミから愛玩動物に進化した犬。

人間の捨てた生ゴミを漁りに来たオオカミが人間と関わるようになり、イヌになったと言われています。

始めは人間から餌を貰えるというメリットだけの関係だったかもしれませんが、人間と近くして、人間と狩りをするようになり人間社会に溶け込める認知能力を手に入れ、共に成果を分かち合うようになった事で親密な関係になったと考えられます。

犬は人間に共感する能力を持っている —飼い主の短時間の情動変化にも呼応することを麻布大グループが心拍解析で解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

人間から愛情を受けるようになった事で、人間と信頼関係を築き、飼い主と一緒に喜んだり、しつけられる事で芸ができたりなど、人間と深く共生できる動物となりました。

しかし愛情不足になると、性格が野生動物のように狂暴化して無駄吠えしたり、人間と同じようにストレスを感じ、自律神経を乱して病気になる事もあります。

人間から受ける愛情で、オオカミとイヌが似ているようで全く異なるように性質の生き物に変わっているのです。

動物同士の愛情でそのように進化したのではなく、人間というイヌとは全く性質や知能や考え方の違う存在の手が加わった事で変化しました。

愛情不足は人間の間でも問題視されています。

しかし人間が愛情不足によるストレスや心の不安心配を解決しようとする時、世の中の心理学、教育学を見てみると自分で心をコントロールする方法や、人間同士の愛情で解決しようとするものがほとんどです。

人間という別次元の存在に愛されたイヌは、野生動物には見せない幸福そうな表情を見せます。

ストレス社会と言われている愛情不足を感じるような現代には、イヌにとっての飼い主のように、人間よりも大きな存在から愛情を受ける必要があるかもしれません。


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