2020-05-09の日記

くもり。快適な風が吹く。

日記を書くことは難しい。これは自分宛でよいはずなのだが、公開する以上かなりひと目を気にしてしまう。が、自分宛にしたい、

このところ精神状態はわるい。具体的な理由(原因)は思いつかないので、季節的なものであることを信じている。

スーパーに行った。近くの公園の隅でスズメがトンボの死骸をついばんでいた。気を病んでいるときは気を病んでいるような光景ばかりが目に入る。

スーパーでは2次元アイドルソングが流れていたが、「普通の」若いカップルがそれについて語っていたのが印象的だった。

それを受容しているがために攻撃される文化の質は強固なものになるだろうか 質には量が重要であり、規模には多数派が必要だろう。排斥に抗ってでもたのしみたい対象には価値がまじであるのだと言いたくなるが、たとえばドラッグは? という言い古された話になってしまう。

街にはひとが溢れている。緊急事態宣言は続いているはずだったが、まあ気にすることでもない。

緊急事態宣言後ではたぶん一番ひとが多かったとおもう。街のひとに終わった感が出てきたのかもしれない。

ひとは少ないほうがいい。これは単に空間資源の配分の問題。

気晴らしにビールを飲んだが本当によくなかった。そもそもアルコールは精神状態によくない。プラスの状態にプラスを重ねる用法はギリギリOKだろうが、決してマイナスをプラスに変えるものではない。それに僕はビールは好きではない。

たった1杯なのだがどうも分解しきれてない感覚がある。肝臓が弱っているのだろうか。

最近は老化というものをだいぶ感じはじめている。一番は思い出し力が落ちてきた感覚。記憶を突っ込む能力は落ちていないが、記憶を引き出す能力がかなり低下している気がする。体系化の能力は上がっている気がするが、これはありがちなモデルのストックが増えただけかもしれない。

心配ではなく不安だ。対象がない、もしくは世界全体へのネガティブさ。台風と同じく、コントロールできないものは耐えるしかない。

日記も紙媒体に戻したほうがいいかもしれない。市場で思考の自由は確保されない。陳腐な重苦しさは売れない。

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