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欲望まみれ

人は、己れをつづまやかにし、奢りを退けて、財を持たず、世を貪らざんぞ、意味じかるべき。
昔より、賢き人の富めるは稀なり。

徒然草 第十八段


欲望を持たずつつましく生きることを善としているのだが、
最後の1フレーズに疑問。
賢い人が裕福となるのが稀がと言っているのだとしたら、
むしろ逆なんじゃないかと思った。
賢い人ほど成功して、富や名声を手に入れている印象があるからだ。

この「富」がお金や物の財であると仮定しての疑問だが、
この「富」に別の解釈をあてるとしたらどうだろうか。

つまり、賢い人ほど己れを律して、質素な生活を過ごすだろうから、
欲にまみれた「富」を得ることはないでしょう。

時代の背景や作者の生活環境も加味するとさらに解釈が明確になりそう。

欲望には際限ありませんからね。
己を律して簡素な生活を心がけたいものです。
私は物欲まみれなので。衝動買いがやめられないんです。
カメラが趣味で、(写真ではない)これまでも様々な機材を買ってきました。
ある程度買っては、使わなくなったものは売って、所有する分を回すようにしているのですが。

他には、甘い物が欲しくなると止められない欲望も困りますね。
あ〜アイス食べたい。

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