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人間みな煩悩まみれだという前提の話

サラリーマンと一括りにしても、
他人より早く出社し、真面目に仕事に励む人も、
寝坊ばかりする人もいる。
人間社会では、人間に優劣をつけることはよくあることで、
この場合においては前者が優で、後者が劣である。

しかし、人間はみな、煩悩具足の凡夫であるという見方では、
人間である以上、五欲から逃れて行動する人はいないんだと。

五欲とは、食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲。
先ほどの真面目に働く人にだって、
上司に認められて出世したいという欲があるのだろうし、
残業してお金をもっと稼ぎたいという財欲もあるのだろう。

このように人間の行動は一見すると、自分勝手であったり他人のために行動しているように見えることもあるかもしれないが、所詮は自分のための行動なのである。

他人からよく思われたいとは思っていなくても、自分の行動によってだれかが喜んでくれればという言い換えができるだろうからこれも名誉欲に含まれる。

欲は悪いものではなく、人間だれしも持っているものなのだから、
自分の正義を貫いて、徳を積みながら生きていくしかないのではないでしょうか。

だとすると、他人からどう思われるかなんて、いくら頑張ったってコントロールできない以上考えたってしょうがない。
他人からの評価も然り。

大切なのは他人の人生を生きるのではなく、
自分の意思で自分で考えて行動すること。

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