江戸時代の京都/今の京都 はじめに
はじめまして。
本居宣長を研究している仲尾と申します。
今回、本居宣長の『在京日記』を素材に、「江戸時代の京都/今の京都」と題して連載を始めさせていただこうと思います。
簡単に自己紹介させていただきます。
宣長との出会いは高校生の歴史の教科書で、大学では文学部に進み、宣長を卒業論文のテーマにして卒業しました。
その後、研究とは関係ない仕事をするかたわら、宣長の言葉を真似れば、「年月長く、倦んだり、怠ったり」しながらも、継続して宣長自身の著書、関係の書物などを読み、考えることを続け、2022年の末に『本居宣長が見た江戸時代の京都~『在京日記を読む』~』という書籍を出版しました。
どういう書籍かを簡単にご紹介するために、「はじめに」を引用しておきます。
「はじめに」にありますとおり、『在京日記』には、当時の京都の生活、文化、娯楽、事件などが細かく記述されています。
読んでいると、今の京都と江戸時代の京都で、同じところ、少し違うところ、全く変わってしまったところがあることに気づかれると思います。そこが『在京日記』を読む楽しみ、醍醐味の一つだと思っています。
このnoteは、『在京日記』の記事をご紹介し、その楽しさをお伝えすることを目的に書くことにしました。書籍版にはあまり掲載できなかった、今の京都の写真なども掲載したいと考えています。江戸時代の京都や今の京都、それに青年期の宣長に感心を持っていただけますと幸いです。
不定期の連載になると思います。
では、よろしくお願いいたします。
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