「ヲ」って読めますか?
私たちは多くの選択によって日々の暮らしを決定しています。
朝の起床時、すぐにベッドから出るのか、もう少しだけ微睡(まどろみ)にその身を預けるのか。
仕事中、どのタスクを行い、どのような言葉で指示を出し、どうリスクと向き合うのか。
常に新しい選択を行っているつもりでも、私たちには志向性があり、偏った世界で生きています。
それを「普通」と呼ぶことへの違和感は、同じ環境に居続けたり加齢とともに薄れていきます。
固定観念、というものです。
ということで、今回は「違和感」について書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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さて、タイトルの「ヲ」ですが、多くの人はすでにご存知ですよね?
「を」のカタカナ表記です。
言われてみればすぐに分かるのですが、私は「ヲ」という言葉と接点のある生活をしていないので、こうして「ヲ」について書いている今でも、何やら違和感を感じています。
「(;´・ω・)…見慣れない」って思ってしまうのです。
例えば、今現在「オミクロン株」の流行が懸念されていますが、ほんの数ヶ月前までは「オミクロン」なんて言葉自体が違和感の塊だったと思います。
ちなみに「オミクロン」はギリシャ文字のアルファベットで15番目の「O」を意味しています。
文字にすると「ο」です。
…まんま「O(オー)」やんけっ(゚Д゚;)‼
「α」や「β」、「δ」や「Φ」といった英語表記とは異なる文字がある中で「o」って…。
全然関係ないですけど、なんか不憫な気がしてきました(笑)。
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余談を挟みましたが、日常生活の中で違和感を感じることはとても大切です。
過去記事でも書いていますが、ビジネスにおいて、違和感とは事業機会と成り得る金の卵です。
主婦の方などで、ちょっとした不便を解消しようと考案したアイデア商品が大ヒットすることがあります。
多くの人は、言われてみれば不便だったと気がつきます。
ですが、違和感を見逃さず改善することは非常に難しいということを象徴するエピソードだと私は思います。
これは人間関係でも同じです。
家族や職場の同僚の違和感に気付いても、対処することは非常に難しく、「見守る」ことを選択される方が多いのではないでしょうか?
ちょっとした違和感を見逃さず、そっと声掛けをするだけでも救われる心があります。
もちろん、かける言葉は選ばなければなりませんが、違和感を感じる感性は失くしたくないものですよね。
ときにその違和感が、自分や周りの人を救うことにもつながるのですから…。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
「ヲ」という文字から、以上のようなことを考えさせられたという話でした。
今回の投稿は以上です。
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