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昔の思い出:ネガティブな風潮の中で生きてきた(笑)

昔を振り返ると、僕たちの会話はネガティブな内容で溢れていた。

特に高校時代、友だち同士でからかい合い、冗談が過ぎて時には怒りを買うこともあった。何か少しでも格好悪いと感じたら、そいつをみんなで笑いのターゲットにした。そうしたからかいを避けるため、先手必勝で自分から先に相手をからかったり、自虐ネタを披露したりしていた。

特に記憶に残っているのは、体育の授業で柔道を教えていた先生の話。彼は生徒になめられないよう、初めての授業のときに強面を見せて威圧してきた。「俺は空手○○段で、お前らの上級生のことはよく殴ってた。言うこときかねぇやつ、態度の悪いやつは容赦しねぇかなら」みたいなことを言われた(笑)。その授業の後、更衣室で制服に着替えながら、クラスの一人が「なんかムカつくよなー。でもな、最初にあいつに殴られるのは誰かな」みたいなことを言って、みんなでゲラゲラ笑い飛ばしていた。

その時代は、体罰がまだ普通だった80年代前半。スポ根(スポーツ根性)を重んじる風潮の中で、体罰に耐えることが美徳とされていた。部活を一生懸命に取り組むのは素晴らしいことだけど、理不尽なことに我慢しながら「乗り越えなければ」という考えはあまり良くないよね。結局、それもネガティブなことだ。

さらに、受験戦争と偏差値教育が社会現象になり、競争心をあおるような環境が僕たちのネガティブな会話を後押ししていた。そもそも偏差値教育そのものがネガティブなんだけど(笑)。

あるグループでは、「めちゃぶつけ」というドッチボールのボールを相手にぶつける遊びが流行っていて、休み時間によくやっていた。そんな中で、一人が標的になって、彼にみんなでボールをぶつけて笑い合うこともあった。やはりそれも度が過ぎることがあって、標的にされた彼が怒って「ふざけんな!」と反撃していたこともあったな。

ある日、お互いをおちょくり合ったり、肩パン(肩にパンチする遊び)をし合っているグループを見て、僕の友だちが「また始まったよ。あいつらいつも痛めつけ合ってるな(笑)」と笑いながら言っていたのを思い出す(笑)。

しかし、これがいじめに発展することはなく、やられた方もしっかりとやり返していたけどね。

本当、あの頃はネガティブだらけだったよ(笑)。今、自己啓発の勉強をしていると、あの時代に感じたネガティブな風潮が不思議でならない。思い出すと、なんだか可笑しくなる。

現代もまた違った形のネガティブな風潮があるだろうけど、それにもめげずに僕たちは生きている。ネガティブな環境を乗り越えてきた僕たちは偉いよ。自分たちを褒めよう 😁


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