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真夏の熱中症対策

連日の猛暑日でシンドイですね。何もして無くても暑いのに、メットを被って熱いバイクに跨って、更にオフロードで押したりなんだりした日には…死にますね。

とはいえ、こんな時期でもレースとかある訳で…2012年のCGC奈良虎エンデューロの時は標高も低いレース会場でコースもロックセクション。トップは10周位回っているのに自分は熱中症になってしまい、ずっと沢の泥水で身体を冷やしていて1周しかできませんでしたw

その後も、夏場のレースでは熱中症になりやすいな~と感じており、ここ最近は自分なりに対策をしております。

まず、熱中症と脱水症についてですが、下記のサイトが分かり易かったので貼っておきます。

サイトに書いてあるように、体温上昇→発汗→体液不足(脱水症)→発汗ストップ→熱中症となり、脱水症から熱中症へと繋がります。

熱中症の分類と対処法

重症度Ⅰ度 めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗
<対処法>涼しい場所へ移動・安静・水分補給

重症度Ⅱ度 頭痛・吐き気・体がだるい・体に力が入らない・集中力や判断力の低下
<対処法>涼しい場所へ移動・体を冷やす・安静・十分な水分と塩分を補給。症状が改善されれば受診の必要なし。水分を自力で摂取できない場合や症状に改善が見られない場合は受診が必要。

重症度Ⅲ度 意識障害・けいれん・運動障害
<対処法>涼しい場所へ移動・安静・体が熱ければ冷やす。ためらうことなく救急車を要請。

という風に熱中症が進行していきます。

オフロードで走っている時にキャメルバックにスポーツドリンクや塩タブレットなど用意している人は多いと思いますが、それだけだと脱水症の予防にしかならず、重症度Ⅱ度以上になった時の対処「身体を冷やす」事が出来ないと重大な事になってしまいます。

頭が痛い、寒気がする状態であれば重症度Ⅱ度であり、水分を取るだけでは身体は冷えず、全身に冷水を掛けて冷やす必要があります。沢がある所なら飛び込んで冷やせますが、普通はそうもいかないので「自分で身体冷却用のペットボトルを携行する」「観戦するチーム員に携行させて掛けて貰う」という対策を取っています。グルグル系ならピットに氷水など用意しておくのも良いでしょう。

2年前のCGC斑尾では一応500mlのペットボトル1本の水を持って走ったのですが全然足りず、途中で悪寒がした時に掛けましたがタイミングとしてはすでに遅く、レース翌日とかも体調が回復しませんでした。

それを踏まえて、今年のCGC斑尾では1.5L分持って走ったので、ちょっと暑いかな~と思ったらすぐに掛ける、を繰り返したので最後まで何とか走り切れて、火照った筋肉も冷やせるのかレース後の疲労も少なかったです。

100均で買えるワンタッチ式のペットボトルの蓋に変えておくと、レース中に蓋を開け閉めする手間や落とす心配も無く、とても楽に水を掛ける事が出来るのでお勧めです。

ペットボトルの水も、前日までにペットボトルの半分程度まで水を入れて、斜めにして凍らせておき、当日の朝に残りの水を入れるとキンキンの状態で用意する事が出来ます。全部入れて凍らせてしまうと凍ったままで使いきれない恐れがあります。

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という事で、自分は暑さに弱いと自覚しているので、身体を直接冷やす為の冷却を重視しています。上手い人やグルグル系なら走っていれば身体も冷えて重症度Ⅱ度までいかずに済むかと思いますが、そうじゃない人やイゴイゴ系の場合は身体を冷やす用の水を持っておくと良いですね。

あと長袖のジャージでは無く、半袖のドライTを着ると風通しが良くて効果的です。藪が多い場所には向かないですが…。

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ドリンクに関しては普通にペットボトルで売っているスポーツドリンクを薄めずに飲んでいます。一気にガブガブ飲まず、3時間で小まめに飲んでいるので吸収率だとか飲み易さだとかは特に気にしていません。薄めると飲んだ量に対して摂取できる栄養が減ると思いますし。

一度、水だけで走った時はすぐに攣るし、バテるし…「水だけは絶対にダメ」ですw 下記のサイトに書いてありますが、

大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。同時に余分な水分を尿として排泄します。これが自発的脱水症と呼ばれるものです。この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。

あと、塩タブレットですが、自分は持っていかないですね。レース中だと止まった時じゃないと摂取出来ないので時間も取られますし、飲み物でバランス良く電解質も取れると思うので。タブレットだと逆にどれ位が適切なのか分からず塩分の取り過ぎにならないのかちょっと心配ですね。

暑いと思ったらメットを外して木陰で休むとか、レースであっても無理はしない方がいいですね。頭が痛いとか寒気がする、喉が渇かず、汗も出ないとかなる前にキチンと対策を。なった場合は一刻も早く身体の冷却を!

まあ、こんな暑い時期までバイクに乗らずに、海や川で水遊びしたり、涼しい部屋で過ごした方がいいですよ!それが一番の対策ですねw

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