【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1469.五里霧中
当のシド・リキードフォルムはそんな視線はどこ吹く風で、打ち散らかされる前の会話の続きを話し始める。
「修行や眷属化で入手したスキルって奴はねー、オリジナルとは変わって来てしまうのさ、手にした個々人の性格や特性に引っ張られてしまう感じでねー、そうやって何代も経て行くと元々の物とはまるで違った技に変化してしまうって訳なんだよー」
レイブの胆力が何とか短い相槌を打たせる。
「は、はぁ」