KEY ISSUES

旅するコンサルタント/教えない研修講師/シュアな動詞実践家/口癖はWhat'…

KEY ISSUES

旅するコンサルタント/教えない研修講師/シュアな動詞実践家/口癖はWhat'sNew!/曲者

マガジン

  • 「動詞進化論」こころとからだを結ぶもの

    誰でも行動している。24時間・365日。生きている限り、絶え間なく動くのがわれわれの性なのだ。なんのために?動くのか?こころの問題としてこの点が気になる。目的や狙いの有無ばかりではない、行動の結果や影響だって大切だ。人生にとって、家族・友人にとって、仕事にとって、社会・世界にとって。ポジティブなのか?ネガティブなのか?普段何気なく行っている営みを「動詞」という文脈で整理し、連続性や相互作用を考えてみる。無意識の意識化。それが個人、ひとりひとりのキャリア、道しるべになると信じて。

  • 世界初!町会の文化祭やります

    やりたいことを叶える町。それが渋谷区にある幡ヶ谷中町町会です。2024年度に大胆な企画をぶちあげました!それが世界初であろう町会による「まちの文化祭」。今年度のテーマは『暗渠であんこ』、町を横断する暗渠を歩きながら甘いものをいただきます。ここではその活動の一部始終を記録してみます。

  • アンソロジーをつくろう

    アンソロジーとは短編の小説やエッセイを編集したもの。1630年代、「詩の集まり」を意味する語源は、ラテン語のanthologia、ギリシャ語のanthologiaに由来する。 ギリシャ語のanthologiaは、「花を集めること」を意味し、小さな詩やエピグラムを複数の作者から集めたものを指す。

  • わたしの動詞シンカ論

    2022年3月25日から100日チャレンジ!動詞にまつわる物語。

  • これからの時代に求められる人

最近の記事

  • 固定された記事

自分自身を動詞で育む

あなた自身を動詞で表現すると何ですか?僕はよく雑談の中でそう問いかける。はじめのうちは「そんなこと考えたことないですよ!」という反応が多いので、「だから考えてみるんですよ」と応えるようにしている。 どうして、こんな少し馬鹿げた質問をするのか。それは、人間の動詞で表現できる行為は100年前から進化しておらず、100年後も変わってない可能性が極めて高いからだ。えっ、そんなことはない? 行為の進化に疑問を持たれる方がその反論として、「ググる」って動詞を挙げることも多い。ただ、そ

    • 葛藤:文化部か、文化祭か?

      まちの文化祭。はじめは町内に文化部をつくろうと思っていた。文化的な活動を行っている団体(会・隊・団など)を把握して応援する。そして、これから町で文化的な何かを「やりたい」人同士をつなぎ支援する。文化部はあくまでも推進役(サポーター兼プロモーター)だ。しかし、文化部をつくるということ自体が抽象的で雲をつかむようなものだと気づく。そして、ピボット!抽象から具体へ。論より証拠。文化を表現してもらったり、活動自体を披露してもらったり。そんな文化祭をまずやろう。実際に文化祭を開催するこ

      • そもそも「文化」って超ファジーじゃないですか?

        まちの文化祭。あらためて「文化」ってなんだろう?文化祭をやるにあたって考えてみた。「文化祭やるけど、来てくれない?」と頼んだ時、相手から質問されることもあるだろう。100人中に1人ぐらい。本質を突いてくるそもそも派の人間がいるものだ。だから、準備をしておくに越したことはない。きっとCultureという英語の翻訳なのだが、辞書にはこう書いてある。その社会固有の思考・行動・生活の様式。似た言葉に「文明」があるので比較してみよう。機械や技術の発達に重点があるのが「文明」で精神的な営

        • まちには歴史も遺産もなかった!

          まちの文化祭。先ずはまちのシンボル、象徴となるものを探し始めた。しかし、古文書も残ってなければ遺跡らしきものも存在しない。わがまちには歴史と呼べるものが一切なかった。そこで文化資本とはなにかを紐解いてみたらなんと2種類あることがわかる。それは文化資産と文化活動だ。さらに文化を拡大解釈してみる。芸術や芸能のような文化だけでなく、日々の暮らしの中にある営みすべてを眺めてみたらそうだろう?そう、まるで文化人類学者のように。すると世界観が劇的に変わった。発見は必ずしも遠くの場所に行く

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        自分自身を動詞で育む

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        • 「動詞進化論」こころとからだを結ぶもの
          36本
        • 世界初!町会の文化祭やります
          4本
        • アンソロジーをつくろう
          16本
        • わたしの動詞シンカ論
          112本
        • これからの時代に求められる人
          6本
        • グッとルッキング
          63本

        記事

          まち全体で祭りはできるだろうか?

          まちの文化祭。はじまりは素朴な疑問から生まれた。わがまちには五千人以上の人が暮らしている。しかし、都市化の問題、つまり人間関係は希薄だ。僕自身も四半世紀ここに住んではいるが、地域の活動にはほとんど参加したことがなかった。そんな僕がどうしてまちの文化祭に関わるようになったのか?きっかけは町内会長との出会いだった。まち全体で祭りがしたい。通りを人々が笑顔で行きかう光景がみたい。それが町内会長の想いだった。この人は本気だ!そう直感した。そこで、可能性はともかく、未知のまちの世界へ飛

          まち全体で祭りはできるだろうか?

          モンステラと母と娘

          ウチがここに来て早一年になる。 「サトミ、今日も学校行かないの?」 「うーん」 ウチの家はほぼこんな感じではじまる。 「今晩は同窓会あるから遅くなる。戸締まりだけは忘れないでね!」 「はーい」 母はいつも忙しそうだし、ことばの量が娘の十倍ぐらいある。 母はウチにときどき話しかけてくる。 たとえば同窓会の次の日のこと。 「ねぇ、わたしってさ、つくづく他人に興味ないよね。そう、自分にしか関心ない。そのことを同窓会で前に座った男子についしゃべっちゃたんだ。そしたら、怪訝な顔され

          モンステラと母と娘

          短編小説「成吉思汗」第二稿

          息を止めシャッターを切る。まるで海へ潜るように。一瞬を切り取る。 雑誌の仕事をはじめて二十年が経っていた。写真を撮るときの流儀は変わらない。ところが、九州ツアーの最終目的地で異変があった。熊本で取材を終えた時、編集長からどんよりした電話が鳴った。「再来月で雑誌、休刊になるぞ」。僕の記憶にはその断片しか残らなかった。このまま東京へ戻りたくない。鹿児島、福岡、小倉、大分、そして熊本と一週間も出張していた。だが、何かが欠けている。三月の下旬、ホテルをチェックアウトすると熊本城が

          短編小説「成吉思汗」第二稿

          講師陣からの励まし

          おはようございます。短編小説「成吉思汗」の第一稿をレビューしていただきました。太田靖久さん、大槻慎二さん、両講師から早々とコメントをいただき嬉しいです。そのまま記し、第二稿への糧とします。 <太田靖久さん> 太田靖久です。 返信がはやめの方が良いと判断し、一読しただけの感想ですがお伝えします。 「線のような旅を描くことにしよう」とか「これからは身銭をきって旅するのだ」とか「人生なんて、切って、貼って、つないでいけばいい」など、 初稿にはなかった文章だと思いますが、それらの

          講師陣からの励まし

          短編小説「成吉思汗」第一稿

          息を止めシャッターを切る。まるで海へ潜るように。一瞬を切り取る。 雑誌の仕事をはじめて二十年が経っていた。写真を撮るときの流儀は変わらない。ところが、九州ツアーの最終目的地で異変があった。熊本で取材を終えた時、編集長からどんよりした電話が鳴った。「再来月で雑誌、休刊になるぞ」。ほかにも話があったのかもしれない。しかし、僕の記憶にはその断片しか残らなかった。このまま東京へ戻りたくない。鹿児島、福岡、小倉、大分、そして熊本。一週間も出張していたのに。何かが欠けている気がした。

          短編小説「成吉思汗」第一稿

          第一稿へのダメ出し

          創作講座で自作中の短編小説「水羊羹」について。小説家と編集者のお二人からコメントいただく。他の人に比べて手厳しい。それぐらい駄作ということだろう。最終締め切りは7月14日。コメントを録音していたので、それをそのまま以下に記す。内容を熟読するために。そして次回までに書き直そうと思う。 <太田さんのコメント> 主人公は雑誌のライターの人ですよね?九州の熊本で雑誌の休刊の知らせを聞き、九州を一周廻ってみようと考える。その後は最後の取材地、北海道の旭川へ行く。そして東京へ戻ってきて

          第一稿へのダメ出し

          笹塚ボウルという選択

          笹塚ボウルという選択

          名残り惜しや名護市役所

          名残り惜しや名護市役所

          ベランダ菜園づくりのあとはサイダー

          ベランダ菜園づくりのあとはサイダー

          短編小説「水羊羹」第1稿

          息を止めシャッターを切る。まるで海へ潜るように。光景の一瞬を切り取る。そのとき僕は海女になる。 雑誌の仕事をはじめて20年。写真を撮るときの儀式は変わらない。ところが、九州ツアーの最終目的地で異変があった。熊本で取材を終えた時、編集長からどんよりした電話。「再来月で雑誌、休刊になるぞ」。ほかにも話があったのかもしれない。しかし、僕の記憶にはその断片しか残らなかった。このまま東京へ帰りたくない。鹿児島、福岡、小倉、大分、そして熊本。1週間も出張していたのに。何かが欠けて

          短編小説「水羊羹」第1稿

          天満宮の花手毬

          天満宮の花手毬

          薔薇に真珠

          薔薇に真珠