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ParkPFIと公園利用の変化_泉南りんくう公園・SENNAN LONG PARKの考察

都市公園法に縛られている公園。特に建築と商業的な活動に制限がかけられている。ライフスタイルの変化で日本人も外での過ごし方が上手くなってきているが、もともとは「行儀が悪い」と外での食事を嫌い、テラス席は人気がない。もっとも気候的な問題もあるが、国民性が大きく影響している。

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公園の使い方も変化してきている。近年のアウトドアブームやコロナ禍での生活の変化で日本人も外遊びが随分と盾に突いた。それに日光に浴びて外で遊んでいるほうが人間的で経済的である。

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そのような大きな日本人の生活様式の変化で公園の改革は進みその結果、都市公園法の矛盾を解決すべくParkPFIの活用が目立ち始めている。このPPFIの活用の増加は、行政の財政的な問題よりも日本人の公園へのニーズの変化によって民間デベロッパーが着目していると言う点も大きい(積極的に出店)

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りんくう泉南にできたSENNAN LONG PARKもその一つだ。日本のビーチは気候差が大きく冬のビジネスは成り立ちにくい。「海の家」と言う特殊な仮設店舗業態が発展したのもそのビジネスリスクをヘッジするために独自に進化を遂げている。

SENNAN LONG PARKもParkPFIを活用し、民間が土地活用している。大阪府泉南市りんくう南浜の泉南りんくう公園に位置し、全長約2kmの浜辺に、スターバックス、BBQ、都市型アスレチック、宿泊可能なブランピングとど真名なMDでオープンしている。昨年夏のコロナ禍では海外旅行の代替えとしてこの宿泊施設がアタリ、満室御礼であった。

開発はコロナ前であったが、日本人のライフスタイル変化をいち早く読み取り良いタイミングオープンしたともいえる。今なら真冬の冷たい海風の元に暖かいスタバの珈琲を飲むシーンが容易く想像できる。

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