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私的KAN論(仮) 第4章 ミスチル王朝の治世と「まゆみ」の影

たまたま先日のことです。この3月までTBSでオンエアされていたドラマ「さよならマエストロ」を見てました。西島秀俊と芦田愛菜による人生再生のお話なんですけどめちゃくちゃいい作品でした。そして主題歌、やけに気になるメロディだよなあと思ったらアイナ・ジ・エンドなんですね。「宝者」という曲でアタマサビから美味しいメロディが最後まで余す所なく展開されていて、まさにJ-POPのお手本のような1曲。ギリギリで踏みとどまるセンチメンタリズムとベタに泣きのメロディ、コード進行をもっともっとと展開していくこともできるのにあえてそうしない潔さ。泣きと前向きさが相反しながら共存していく楽曲は90年代中盤以降、ヒットチャートの上位にランクインされるようになった気がします。そして泣きと前向きさの共存って僕の中では「泣き笑い」なんですよね。


泣き笑いと一言で表現してしまうとなんだか気色悪いですが、J-POPをひとつのコンテンツとして進化させたとても大事な要因だと考えてます。たとえば失恋ソングを何曲か思い浮かべてみて欲しいんです。フラれた現実を最後までさめざめと泣いてるだけだと感情の浄化は可能かもしれませんが、やっぱり最後は笑った方がいいと思うんですね。ウルフルズの「とにかく笑えれば」も泣き笑いじゃないですか。笑う、ではなく笑えれば。そして冒頭にとにかく、というワードが入ることで切なさは倍増。ストレートに笑ったり泣いたりするだけではなく、相反する要素を組み合わせることでリスナーへの貫通力はより説得力を持つことになるのです。


その「泣き笑い」を武器にJ-POPシーンの代表格へとのし上がったのがMr.Childrenではないでしょうか。彼らが93年にスマッシュヒットさせた「Replay」はその武器が遺憾無く発揮された名曲だと思ってます。秦基博の「キミメグルボク」(アニメ「イタズラなKiss」主題歌)、スネオヘアーの「ワルツ」(アニメ「ハチミツとクローバー」OP)、もしかするとスキマスイッチの「全力少年」もこれらの系譜に入ってくるような気もしないでもないですが。ああ、エル・アールの「KNOCK`N ON YOUR DOOR」と「DAY BY DAY」も忘れちゃいけませんね。泣き笑いの感情、これは日本人が好きな洋食におけるデミグラスソースに近いのかもなあと思ってます。オムライスにハンバーグに欠かせないじゃないですか。関西だとメンチカツとかとんかつにもかかってたりますよね。あれは本当にうまい。

とにかく1994年という年はMr.Chilrrenのためにあったと言っても過言はないでしょう。前年秋にNTV系ドラマ「同窓会」主題歌として起用された「CROSS ROAD」が大ヒットし本格的ブレイクの基盤はできていました。その状況下でアクエリアスCMソング「innosent world」がリリース、アルバム「Atomic Heart」はメガヒットを記録することになります。まさに新たな時代の寵児があらわれた瞬間でした。いまだ多くのファンをつかんで離さないバラード「tommorrow never knows」、ラブソングばかりじゃないと言わんばかりのデジロック路線にシフトしたミスチル流ノベルティ・ソング「everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック」と曲を出すごとに国民的バンドへと一歩一歩足を進めていく様は鮮明に覚えています。翌年には桑田佳祐とのコラボレイト「奇跡の地球」、ドキュメンタリー映画「es」公開と単なるロックバンドの域をこえ、今に至るまでその存在ぶりに匹敵するのはおそらくサザンオールスターズとB’zぐらいでしょう。

ちなみにですが、ちょうど10年前を振り返ってみると、1984年はチェッカーズがブレイクした年です。バンド・オブ・ボーイズ。時代の節目節目で時代を変える存在は日本だけに限らず現れます。バンドブーム期におけるボウイやブルーハーツも近いものがありますが、お茶の間レベルまでと考えるとちょっと違うと思うのです。両者ともに多くのフォロワーを生み出し、邦楽シーンの活性化には貢献しましたが、テレビ、映画、ファッションというユース・カルチャーとしてあらゆる面でとなるとチェッカーズやミスチルに比べると爆発力に欠けると思ってます。

今でこそ昭和レトロブームもあり懐かしのヒット曲カテゴリーでよく紹介されてますが、チェッカーズのブレイクはすごいものがありました。80年代初頭の男性アイドルシーンは旧ジャニーズ勢による快進撃が続いてました。田原俊彦、近藤真彦、シブがき隊がヒットを連発、70年代末の停滞を跳ね返すようにチャートの上位を占め、テレビのみならず映画にCMにと多角的に展開していましたがそれにストップをかけたのがチェッカーズなのです。

楽曲は芹沢廣明、売野雅勇(時々康珍化)のコンビによるシャネルズ〜ラッツ&スターが一歩先にやっていた1950〜60年代のオールディズ風歌謡曲。「涙のリクエスト」「哀しくてジェラシー」「星屑のステージ」「ジュリアに傷心」、、とどの楽曲も多くのティーンの心を鷲掴みにしました。かく言う僕もそうです。デビュー曲「ギザギザハートの子守唄」はまったくの不発に終わりましたがたまたま僕は「ヤンヤン歌うスタジオ」に出演した姿を見ていますが「なんだか暗い曲だな」という印象と当時「悲しい色やね」をロングヒットさせていた上田正樹とサイドヴォーカルの高杢がすごく似ているように見えたというしょうもない感想しか持てませんでした。

ところがです。1984年、年明けて早々にリリースされた「涙のリクエスト」はまったく印象が違いました。あまりにもわかりやすい映画「アメリカングラフティ」をモチーフにしたとしか思えないポップでカラフルで、そして切ないメロディは彼らをあっという間にスターダムへと押し上げました。お洒落でカラフルで田舎のヤンキー文化しか知らない僕は彼らの楽曲にまだ見ぬアメリカを感じました。のちに僕が大滝詠一さんの楽曲に違和感なく入っていけたのはチェッカーズ体験である程度教育されてたからかもしれません。

チェックを基調にしたキャッチーなファッション、そして個性豊かで飾らないキャラクターはテレビやラジオでも発揮、メインヴォーカルを務める藤井フミヤのファッション・アイコンぶり、バラエティ番組にも対応できる高杢禎彦、大土井裕二、クロベエ。バンドのオリジナル曲のみならず他アーティストへの楽曲提供やソロ活動も並行していた鶴久政治と藤井尚之、「ガロ」など東京サブカルシーンへの造詣の深さと音楽トレンドへの敏感なアンテナを持つリーダー武内享と個性豊かな面子揃い。バンド本体の活動以外でここまでの広がりを持っているのはのちのEXILEや旧ジャニーズのボーイズグループを彷彿とさせますね。ただチェッカーズの場合、ブレイクした時代的にまだ昭和だったこともあり旧態依然とした状況があったのも事実です。彼らの主演映画は2本ありますが(「TAN TANたぬき」「SONG FOR USA」)どちらも革新的な作品とは言えません。80年代中盤の空気感を知るには(素材として)申し分ないのですが。

とはいえ歌謡曲からJ-POPへと進化していく過程の中でのチェッカーズ・ブームはきわめて鮮烈であり、60年台のイギリスでビートルズが人気を爆発させた光景と(もしかしたら具象として)似たものがあったのかもしれませんね。テレビやラジオでの奔放な発言(下ネタなど)は明らかにアイドルの域を逸脱してましたし、大人たちにある程度作られた枠の中で自在に自身をプロデュースしていったという点、特にシングル自作曲に切り替えた以降の作品群はクオリティ等もっと掘り下げて評価を進めていくべきバンドだと思います。彼らのブレイク後、とんねるずが時代の寵児として君臨できたのも、ソニーマガジンズが発刊してた「GB」や「PATi-PATi」のヒットによりメディアとして力を持った時代があったのもチェッカーズのブレイクなくしてあり得なかったのですから。

チェッカーズの話をするとキリがないのでミスチルの話に戻ろうと思います。彼らのブレイクは80年代中盤より加速したバンドブームにより、「ロックバンド」という形態がより身近になったことも要因としてはあるでしょう。そして92年末にチェッカーズは解散。僕の中ではチェッカーズが消えた空座に収まった存在こそMr.Childrenだと長年思っております。ちょうどブレイク直前に桜井和寿は藤井フミヤに「女神」という曲を書き下ろします。そのタイミングで2人が対談(たぶんソニマガ系の雑誌)してましたがいよいよミスチルがブレイクする気がすると立ち読みしながら勝手にワクワクしてたことを思い出します。

ミスチルは1992年のメジャーデビュー時、ビジュアルを信藤三雄に手がけてもらうことでアフター・フリッパーズのバンドの1つと誤解されるようなこともあったかと思います(実際僕がそうでした)。それは彼らの1st AL「Everytihing」を聴いてみてくれればわかります。小林武史プロデュースによるサウンド・プロダクションは当時小林が参加していたサザンオールスターズを彷彿とさせる洋楽ベースの歌謡メロディ、特に「君がいた夏」に代表されるわかりやすくて「君と僕」で構成されるキャッチーなラブソングは最初からオーバー・グラウンドで受けいられる要素はありました。たしかロッキンオン・ジャパンで鹿野淳氏がインタビュアーをつとめてたかと思いますが尊敬するソングライターとして松任谷由実をあげていたような発言があったと思います。ポピュラリティとアバンギャルドさの狭間を行ったり来たりしながらジャパニーズ・ポップの可能性を更新し続けてきた彼女ですが、92年時点ではメディアも含めてビッグ・アーティストであることは間違いないけど、過去のキャリアなど含めちゃんと評価されてたと追えばそうじゃなかったような気がします。

とはいえ、デビューしたての彼らに明確な場所はまだなかったように思います。ライブで叩き上げていくには邦楽ロックユーザーからは「優しすぎる」「甘すぎる」し、ポップスファンが動くにはインタビューでの発言をふくめてロックバンドすぎました。印象的なのはヴォーカルにしてソングライティング担当の桜井和寿がビーイング系全盛時に「ああゆうタイアップソングならば僕にだって」と挑戦的発言をし、93年夏に「Replay」という名曲を生み出したことです。グリコのCMに起用され、メガヒットにこそならなかったもののブレイク直前の彼らにとっては大事な1曲になったと思います。僕自身もこの曲を聴いて「一歩抜けるな」と予想しました。アタマサビで、歌い出しから日本人好みのセンチメンタリズムが暴発、ところどころにビートルズ的要素を巧みに組み込み、「CROSS ROAD」「innocent world」とヒット街道を邁進していく上での基盤となった曲であることに異論がある人はいないのではないでしょうか。のちに並び称される(そういう時期もあったんですよ)スピッツやエル・アールはすでにデビューしていたものの、まだセールス的には苦戦していた時期です。音楽専門誌で評価が高いとはいえ、タワーレコードやHMV、ヴァージンメガストアといった外資系大型店舗も攻めの出店体制ではありません。音楽的にも優れ、なおかつ大衆受けするポピュラリティを兼ね備えたバンドの存在がチャートを席捲したのも90年代J-POPの特徴なのです。


Mr.Chirdren、スピッツ、エル・アールのブレイクにより、トライセラトップス、BUMP OF CHIKENといった洋楽ベースでありながら上の世代(佐野元春、浜田省吾、尾崎豊)の邦楽ロックや最後の歌謡曲の時代、80年代ぐらいまでのヒット曲のフレイバーを散りばめた楽曲を構築可能なタフネスを備えたバンドの存在は明らかに邦楽シーンを牽引していきました。そんな邦楽シーンが大きく動いていた状況下でKANがリリースした曲をあげていきたいと思います。

「イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」は「愛勝つ」メガヒットの余熱醒めやらぬ91年5月に発売されました。僕が初めて聴いたのは「やまだかつてないテレビ」だったような記憶があります。曲を披露する前に山田邦子からモノマネを振られ、あまり似ていない読売巨人軍王貞治がホームランを打った瞬間を披露してたような記憶がありますが、もしかすると違う番組だったかもしれません。ピアノの美しい旋律と重めのミドル・テンポが骨太な印象を与えるポップ・ソングですが「歴史を作るのは変や乱さ」のフレーズがこの曲のキモでしょうね。オリコン最高5位を記録し、続いて発売された「ゆっくり風呂につかりたい」もアルバムチャート2位とこの数字だけでもKANが一発屋ではないことがわかります。ああ、そうだ。「イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」はTBS系ドラマ「熱血!新入社員宣言」の主題歌だったってことをどれだけの人が覚えているのだろうか。主演は少年隊の植草克秀で相手役は黒木瞳。若き日の阿部寛も出演してたし、なによりもKAN本人が出演していたということを知り興味本意でドラマを視聴したことはあります。が、話をまったく覚えてないのは当時TBSドラマ部がトレンディドラマのフジテレビに完全完敗し迷走していた時期の作品だったからでしょうね。TBSの復活は次世代プロデューサーの貴島誠一郎(「誰にも言えない」「ずっとあなたが好きだった」「ダブルキッチン」)、伊藤一尋(「高校教師」「人間・失格」など)らの台頭を待たねばなりませんでした。

KANの楽曲の話を続けます。「ゆっくり風呂につかりたい」からは「プロポーズ」がシングルカットされます。こちらは「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」挿入歌として起用されたこともありシングルカット扱いながらオリコン5位と好成績をマークします。本人も語ってますがスティーヴィー・ワンダーの「OVERJOYED」を念頭に作ったとされる、聴いているとメロウで美しいメロディがじんわりしみ込んでいく名曲で個人的にはいろんなシンガー/アーティストにカヴァーして欲しい楽曲なんですね。去年トライセラトップスの和田唱くんがライブでカヴァーしていたのを聞きましたがとてもよかったので。藤井風とかあいみょんが演る「プロポーズ」はぜひ聴いてみたいですね。

翌年KANは新曲入りのベストアルバム「めずらしい人生」を発表します。僕がめちゃくちゃ推してるシングル「こっぱみじかい恋」がリリースされたのはちょうどこの時期でした。そしてリレコーディングされた「言えずのI LOVE YOU」もそうですね。90年代のライブではあまり披露されなくなったこの曲、「歌詞の内容と今の自分とのギャップ」が原因とも言われてますがそのへんは「めずらしい人生」という曲の中でも(歌詞として)触れられてる通りだと思います。



「あのね、うんとね」とうたってたわりに

ぼくは考えすぎてた

この頃から言葉づかいが変わる 

KAN「めずらしい人生」より


1993年2月に発売された「TOKYO MAN」というアルバムはその前年末に発売された「死ぬまで君を離さない」、1月発売の「丸いお尻が許せない」の2曲がリードシングル扱いで収録されてます。この2曲に僕はKANなりのシンガーソングライターとしての過渡期を感じますが決定打ではなかったと思うんですよね。むしろ注目すべきはこの年の三ツ矢サイダーCMソングに起用された楽曲がアルバムの1曲として鎮座していたことでしょうね。そう、「まゆみ」です。


Mr.Children桜井和寿をはじめ多くのミュージシャンを嫉妬させたこの楽曲、何がすごいってまずタイトルと曲調のギャップでしょうね。長渕剛の「順子」、ばんばひろふみの「SACHIKO」からなるガールズ・ネーム歌謡の潮流にあるようなタイトリングにして、まったくもってそのカテゴリーには入らない。僕は「TOKYO MAN」に関しては少々出遅れて購入したので「まゆみ」を聴いたのはCMが先でした。「可もない不可もない」ですからね。「言えずのI LOVE YOU」で感じた歌詞と自分の距離感はこの1曲で解消されたのだと僕は思ってます。そしてメロディはポール・マッカートニーとブライアン・ウィルソンが同居してビートルズの「ホワイトアルバム」とか「マジカルミステリーツアー」に収録してそうな曲を一緒に書きました、日本語ですけど的な1曲。サウンドはとことんマニアックなのにそれでいてわかりやすい。CMでオンエアされていたこともあり「まゆみ」はシングルカットされチャートこそ17位でしたが斉藤和義における「歌うたいのバラッド」じゃないですけど多くの同業者に届いた曲ではないでしょうか。Mr.Children「Atomic Heart」に収録されている「Over」は明らかに「言えずのI LOVE YOU」と「まゆみ」の影響下にある1曲です。ソングライターの先輩への後輩からの敬意が感じられますよね。これってかつて大滝詠一のレコーディングを見学(「A LONG VACATION」時)し、むくむくと創作意欲が湧き「SOMEDAY」を書き下ろした佐野元春のエピソードと似通ってるものを感じませんか。そんな風に考えると「まゆみ」という1曲はもしかすると90年代J-POPの歴史を裏で支えた縁の下の力持ち的な存在とも考えられるのかもしれませんね。

そもそも「まゆみ」もまた泣き笑いの1曲なんですよね。少しふてくされた僕はまゆみに語りかけてますが「可もない不可もない生活の中で」結局ほんとの気持ちは言いだせないんですね。軽く好きだと言ったところで責任取れないしがまんしてがまんしてこぼれた涙が恋なんだなと知るという歌詞だけ追うと物語性には欠けるのかもしれません。ですがメロディとポップでサイケデリックなサウンドが加わるとまさに至福の3分40秒が始まるわけです。THE BEACH BOYSの「素敵じゃないか」やビートルズの「エリナー・リグビー」、「Good Day Sunshine」、「フール・オン・ザ・ヒル」といった系譜の影響下にありつつも、ちゃんとお醤油味の(和風バーベキューとも言いたい)ポップソングに仕上がっているところはもっともっと(過剰なぐらい)評価されてもいいと思います。「まゆみ」という1曲の存在でKANのミュージシャン、演者側の評価は大きく変わったのではないでしょうか。


ポップ・ソングを演り続けることは誤解の連続だと思います。特に90年代はその有り様がどんどん変化していった時代です。ROCK`IN ON JAPANで扱ってないとかTOWER RECORDSやHMVの試聴機に入ってない理由で埋もれていったアーティストも多数いました。外資系のセントラル・バイイング(店舗ごとではなく本部一括発注)が導入され始めたのは90年代中盤以降だったと思いますがそれまでは各店舗の音楽好きバイヤーがそれぞれ自主的に発注してキャプション書いたりして店舗のカラーを構築、個性豊かな展開をすることで独自の客層を生み出す面白さがありました。ただ、それでマニアックな発見やプレ・メジャーアーティストが発掘されたりというメリットもありつつ、そのアンテナにたまたま引っかからなかったアーティストが不当な評価のまま現在に至るというデメリットもあったと思います。僕の中ではまさに「愛勝つ」以降のKANがそこにあたると思ってました。彼のルーツやアルバムで意図したことが正しく世の中に伝わりづらくなってきたのが90年代中盤以降。その辺の話を次章で触れて行きたいと思います。

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