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選挙と子ども

10月14日に衆議院が解散されました。
19日に公示が行われ、来る31日に投開票が行われます。
みなさんは投票に行かれますか?
若者の投票率が低い、と言いますがこれはいったいなぜなのでしょうか?
そもそも若者は社会でどんな立場なのでしょうか?

私たちの前にある課題には、時間軸で分けるといくつかの種類があるように思います。

たとえば

新型コロナウイルス(COVID19)にどう対処するか。

 これは、今目の前にある課題であり、今すぐ対応しなければ、感染して亡くなる、経済的困窮で亡くなる、など大きな損失が発生します。

安全保障体制をどうするか?

 これはどうでしょう?
 日米安全保障条約をやめたら、翌日から戦争が始まるのでしょうか?
 自衛隊を憲法に明記し、軍隊としてより発展させたら戦争は止められるでしょうか?
 これは、すぐに影響があるかもしれませんし、しばらくしてから影響があるかもしれません。でも、何か行動に移すことで、ほかの国にはメッセージとなり、変化が起こるでしょう。
 そういった意味では、これも、今目の前にある課題です。

教育の無償化

 これはどうでしょうか?
 まず、現時点で進学を考える若者とその家族にとっては喫緊の問題です。無償化されるなら進学できるのに、という人が一定数いるのではないでしょうか?
 また、無償化するならどこからその予算を出すのか?という意味でも目の前の課題です。
 しかし、この結果がでるのは、だいぶ先なのではないでしょうか。
 早くて10年、教育を受けた人の活躍、と考えると20年30年先に結果が出ると考えるのが妥当でしょう。
 この問題は、今の問題でもあると同時に、結果が見えるのはかなり先であり、もしかしたら結果ははっきりとは見えないかもしれない、とも言えます。

地球温暖化

 これはどうでしょうか?
 対策をしなければならない、という意味では直近の問題です。
 でもこれも、じわじわと結果が出てくるには、30年50年という時間がかかる種類のものですよね。
 レジ袋を減らしたり、ペットボトルを減らしても、明日の生活どころか、自分が生きている間に何か変化が見えるかというと、特に中高齢者にとっては想像が難しいところです・・・。

少し先、という課題は私たちの年齢とも大きく関係してきそうです。


 50代に手が届きそうな私にとっては30年後はもう自分の人生のクロージングです。
 10代の若者にとっては30年後は自分が一番活躍する時代です。
 30年後40年後の課題にどこまで真剣に向き合えるか、差はないのでしょうか?

 今、社会を動かしているのはどの世代でしょうか?
 国会議員の平均年齢は54.4歳(2019年の参院選当選者)。与党自民党だけだとなんと57.4歳です)
 全国の社長の平均年齢は62.49歳(東京商工リサーチ2020年12月時点) 
 どちらにせよ、社会を動かしていると思われるのは50代半ば以上ということになります。

 総務省のWEBサイトを見ると、10代20代の投票率は30%前半、50代以上は55%以上です。
 投票しているのも、されているのも中高齢者なんですね。

30年40年先に発生する課題に、50代60代は真剣に向き合えているのでしょうか?

 未来に発生する課題についてはやはり、より若い世代のほうが真剣に向き合えるのではないでしょうか。

 今回の衆議院議員選挙では、立候補者の平均年齢は54.2歳だそうです。(時事通信10/19配信)
 これで、未来の課題に取り組めるのか、疑問です。

 みなさんはどう思われますか?

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