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『現代版ふるさとの菓子』ミスドのエンゼルクリーム

ミスドに行くと必ずガラスケースの前でどれを選ぼうかうんうん悩み込んでしまいます。意を決して2、3個を選び取るのですが、その中でもエンゼルクリームは絶対に欠かせません。

 まず私にとって甘いものと言えば第一に「クリーム」なのです。高校生の頃無性にホイップクリームが食べたくなり、スーパーでケーキ作り用のチューブのホイップクリームを買ってきて一人で1本食べたことがあります。皿に直接絞りだし、スプーンでもりもりと、何にも付けずに、ただただクリームだけをもりもりとです。なお、この奇行は現在でもたまにやっています。

 さて話をドーナツに戻しましょう。表面のざらざらした粉砂糖は歯ざわりがよく、シンプルながらハッキリとした甘みです。

 そして一口かじればたっぷりのホイップクリームがあふれ出ます。口いっぱいに白いクリームを頬張れる喜びといったらたまりません。高校生の頃の私なら1個では満足しないでしょうが、今はむしろ1つをじっくりと味わうことに楽しみを覚えます。
 
 ただし、食べると必ず粉砂糖で手と口がザラザラになるので、あらかじめお手拭きは多めにもらっておきましょう。

読書家の頬にクリーム秋日和
拙句

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