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多摩川の起点から河口までを走る【1日目】

小河内ダム(スタート地点)

電車とバスを乗り継ぎ、奥多摩湖にやってきた。初めて見る小河内ダムは想像よりも大きかった。信州で多くのダムを見てきたが、このレベルはなかなかない。うん、さすが東京の水がめだ。

小河内ダム

やっぱりはダムはいいねえ。このスケールの大きさがいいねえ。これは自然ではなく人間が作ったということが大事なのだ。こんな大きい人工物を見ていると、ひとりの人間の悩み事なんてちっぽけに感じる。

今回は、ダムの放水口が多摩川の始まりと勝手に判断し、そこをスタート地点に設定することにした。さあて、放水口に行ってみよう。下からダムの筐体を眺めようと喜び勇んで回り込んでみた。しかし!!!ダムの下側に通じる道が立ち入り禁止ではないか。おーい、放水口を見せてくれー!黒四ダムみたいに観光放水なんてしていなくていい。チョロチョロでも構わないのに・・・オーマイゴッ!

切り返し

ランニングスタート(むかし道)

いきなりショックに打ちひしがれてしまったが、今日の目的はダムではなく、ここから30kmくらい走ることである。切り替えよう。長丁場だから、6分/kmくらいでゆっくり走ろうと思う。途中写真を撮ったりするので、リアルタイムはもう少し遅くなるだろう。

通行止めゲートの後方には、奥多摩むかし道休憩所なるスポットがあり、地図が表示されていた。青梅街道は交通量が多いので、むかし道に沿って走ろう。そして、走り始めてすぐに、風情のある吊り橋が。道所橋というらしい。「3人以上で渡らないで」との注意書きがあったが、真新しいラベルで「3」の文字が上貼りされている。気になってよく見てみると、元々の文字は「2」だった。なんと、この状況下で規制が緩和されたようだ。まさか普段は順番待ちの列ができているのだろうか(そうとは思えないが)。ちなみに、この橋から撮った景色が表紙の写真である。多摩川がまだ小川だ。

吊り橋

青梅街道

むかし道は奥多摩駅の手前で終了し、青梅街道(国道411号)に合流してしまった。仕方ない、ここからは青梅街道を走ろう。青梅街道は狭い。すぐ脇を車が通過する。時たま歩道がなくなる。おー怖いのー。こんな感じだ。

青梅街道

都道45号奥多摩青梅線

青梅街道の新道っぽい感じで都道45号に進むことを促されたのでそちらを走っていると、トンネルが現れた。城山トンネル・全長1900mと書いてある。歩道はちゃんとあるようだ。怖いが行くしかない。まるで高速道路かのような立派なトンネル。車は皆目測80km/h以上で走っている。ヒエー。これが1900mも続くんかい!出口はまだかああああ!出口カモン!

トンネル

その後は、標識に促されて青梅街道と都道45号を交互に走っていたが、古里駅から先はずっと都道45号を走ることにした。なぜなら、こちらのほうが多摩川に沿っていることと、車が少なそうなことが理由である。道中はこんな感じで常に歩道があったが・・・なんだこの細い歩道は。人一人ですらはみ出しそうな幅の歩道だ。でもまあないよりはましだ。尚、道路と並行して多摩川が流れているのだが、断崖絶壁で河原に下りることはできなかった。

画像6

1日目ゴール(青梅駅)

その先は、特筆することもなく同じような道が続く。30kmを目途に走るつもりだったが、青梅駅近くの釜の淵公園で30kmを迎えた。よし、今日はここまでにしよう。釜の淵公園の多摩川はこんな感じ。小川ではなくなったが、川幅・水量ともにまだまだって感じだ。

多摩川青梅

以下が本日の記録。距離はジャスト30km。ペースは6分20秒/kmだった。実は、途中17km地点でGPSが怪しくなっていた。なんでやねーん!ファーウェイウォッチちゃーん! はじき(速さ・時間・距離)の測定はできていたので人工衛星との通信は途絶えていなかったようだが、マップに反映されない。頼むよお、ファーワラワラウェイ!

ウォッチ

ちなみに、グーグルマップだとスタート地点から青梅駅までは25kmと出た。なんと、5kmも回り道をしてしまった。まあ回り道をしないと見えない景色があるからねえ。5kmくらい問題ナッシング。2日目は青梅駅からスタートする予定だが、青梅駅から河口までは62kmあるようだ。2日間に分けて1日31km。うーん、どうせ回り道をするだろうから2日じゃ厳しいかな。まあ流れで決めようか。

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