先日カフェで一人お茶していると、隣の席に男女二人組がやってきました。
どうやら久しぶりに会ったらしい友達どうし。推定20代前半くらい。2人とも、会社勤めのよう。

かなり席が近くて、私はぼけーっとしているだけなので会話が耳に入ってきます。

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男「それで、何で別れちゃったの？」

女「女の子になりたいって言われちゃってさ」

男「そうなんだー。結構付き合い長くなかった？」

女「うーんでも性転換手術するって言われたのが半年前くらいだからそこまで長くもないかな」

男「そうなんだー。長い気がしてたから、未練とかあるのかと思って」

女「んー、大丈夫。そのあと実は一人付き合ったし」

男「えぇぇぇぇっ！！！！！！！！！！！？？？？？」

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（驚くとこ、そこなの～～～！！！！）

私は色々衝撃を受けてしまったのですが、そんな自分が恥ずかしかったです。
彼らは普通に、女性になりたい男性を受け入れていて、それは驚くべきことでもなんでもない、っていう感覚を持っていて。

でも付き合った人がもう1人いたっていうことにはショックを受ける純粋さもあって。

・・・素敵すぎる。

たぶん彼女のほうも、”別れる”こと自体はショックを受けたのでしょうが、その理由をあーだこーだ言わずに、世の中にある別れの理由の一つとして、普通に受け止めていることが、会話から伝わってきました。

違っていて当たり前。価値観や文化の違いを楽しみ、分かち合える世界。
皆それぞれ持ってる思いを、皆それぞれリスペクトできたら、もっと素直に自分を表現できるし、コミュニケーションの量も増えるんだろうなぁ。

若い彼らに心底感銘を受けながら、男性の想いが彼女へ伝わることを祈って、カフェを後にしたのでした。