プレリュード動画その3『乾かす』について

この『乾かす』の動画を作り始めたとき、普段パーティーで会っていた、ボーギングダンサーとして有名で、ヨーロッパでも教えているアーチーの音声を使いたかった。内容は音楽と精神性について話している。その彼の声と共に、カビ、ホコリ、ねずみのフンやかじった跡を水拭きしたレコードのジャケットを乾かずため、プッシュピンで壁にとめているのが内容。

250枚以上拭いて乾かす間に、インスタレーションに変化していった。レコードを傷つける目的の手段としてやったこの3番目のプロセスが今に至って大切になった。その理由は何度もフォーメーションを変え壁にランダムかつ意図的に貼り直しているうち、レコジャケにあるタイトルやアーティスト名、または曲名や歌詞に着目し、偶然にもそこにあったテキストを使ってことばを構成しポエムを作りはじめたからだ。

その動画も新たに作り直すとココに改め書いておきつつ、いま控えている締め切りへとじぶんを徐々に追い込んでいる。

48歳から人生の本編スタート。「生きる」記録の断片を書く活動みならず、ポエム、版画、パフォーマンス、ビデオ編集、家政婦業、ねこシッター、モデル、そして新しくDJや巨匠とのコラボ等、トライ&エラーしつつ多動中。応援の方どうぞ宜しくお願いいたします。