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つむじ風吹く

空寒く街の灯りとつむじ風


夕暮れにバス停でバスを待っていたら

つむじ風がグルンと何度か木の葉を回して去って行きました。


つむじ風は寒い季節のものだけではなく

日中、強い太陽熱を帯びた地面から吹き上がるものだそうで

面白い現象ですよね。


木の葉を渦状に回して

自分のそばを吹き去っていく風を観察しながら

自然の不思議を感じていました。


二日間松本に滞在したせいか

わが街の灯りはなんだか寂しくて

師走ですねえ。


暑さ寒さ、明るさ暗さ

違いがあるから感じるんですよね。

この違いが変化をもたらすこともある。


ただ現象があるだけだけれど

冬の家路の灯りは温かく感じるし

街の灯りがきらめくほど

暗闇も感じやすい。



寒い中帰って一息ついたお茶の美味しさ。

お風呂の温かさ・・

これも寒い季節の醍醐味ですね。


ホテルのおしゃれな食事もたまにはいいけれど

本当の美味しさは

シンプルな味、料理・・

なんでもない日常にあるのではと実感しました。


大阪城ホール恒例の

サントリー「一万人の第九」は、今年は無観客開催。

動画配信を聴きながら

歌詞のすばらしさを噛みしめました。


喜びよ、美しい霊感よ
死後の楽園の娘よ
私たちは 情熱に陶酔し 足を踏み入れる
天の あなたの聖域へ
あなたの魔法が再び結びつける
時の流れが厳しく分裂させたものを
すべての人々は兄弟となる
あなたの柔らかい翼がとどまる場所で

一人の友の中の友となる
偉大な成功をおさめた人よ
美しい妻を伴侶にした人よ
喜びの声を一つに混ぜ合わせよう
そうだ、地球でたった一人の人間も(喜びの声を一つに混ぜ合わせよう)
そして そうできない人は 出ていけ
泣きながら この結びつきから

喜びをもとう、太陽が 華やかな空を 飛ぶように
走れ、兄弟よ、あなたたちの道を
喜びを持って、英雄のように 勝利に向かって

この師走こそ、この曲が響き

ヴェートーベンの偉大さに感謝するばかりです。












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