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立春大吉


今日は家の中にいるのがもったいないような

暖かでうららかな一日でした。

日差しが暖かいと、自然に体が緩んで開放的な気持ちになりますね。

「北風と太陽」の物語を思い出しました。


立春を過ぎ、

家の梅の花の蕾もようやくふくらみ始めました。


本日、2月6日は「抹茶の日」だそうです。


先日、立春の日に、

口切したばかりの碾きたてのお茶を

若水で点てたものをいただいてしまって

この数日、その幸せな余韻が続いています。


どこで誰といただくのかも大切だと思うのですが

これもこの上なく・・


御膳も簡素ながら美しく

一つ一つぎゅっと詰まった丁寧な味にほっこりしました。


その日のその時間、

その場所でないと出会えないひと時です。


「立春大吉」のお札を頂いたのですが

私にとってこの日はまさに「立春大吉」でした。


お茶の世界も

日本の古典も歴史も

触れるたびに自分の底の浅さを感じつつ

「へえ〜〜」の連続で面白くなってきます。


家に戻ってきてから

疑問が次から次へと出てきて

古典文学全集をひっくり返し始め

机の上はあっという間に本だらけ。


頭がパンクしそうになると

自分でお茶を点てていただいて・・


日本の文化って本当に奥深い。



年のうちに春は来にけりひととせを 去年とやいはむ今年やといはむ 

                         (在原元方)

旧暦の新年は2月12日。

それまでは色々な思いを再確認する時間となりそうです。








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