アキレス腱の再断裂はアキレス腱治療における大きな問題であり、私たちリハビリスタッフも多少ビビりながら治療している。今回の読んだ文献では再断裂までの期間と再断裂の原因となった内容について記載されている。 さて、再断裂の発生だが、8週間装具治療をしてその後4週以内に約70％が発生しているようだ。原因は強く足首を手前に動かしたり滑ったり、はたまたジャンプしたりして切れているようだが、歩いているだけでも切れていることも多い。歩いているだけでも切れるって、もはやどうしようもないという
昨今のアキレス腱断裂の治療は保存療法に移行しつつある。今回参照した論文はフィンランドにあるTempere University Hospitalのプロトコールを使用して手術と手術をしない治療を比較している。 今回の論文の結果においても2008年から2014年にかけて手術の割合は50％近く少なくなっていた。再断裂の割合も患者満足度も手術と手術をしない治療で統計学的な差はなかったとされている。 リハビリ職種である私が気になったのは、保存治療から手術治療に変更せざるを得なかった
