kix
嘘みたいな本当の話と、よくあるようで絶対ない話を。
以前、フジテレビへ派遣社員として出向をしていたことがある。 ゲームやアバターなどのデジタルコンテンツを制作する部署の運営とライセンス元との調整などの渉外のような仕事をしていた。 部署は、当時できたばかりだと思うダイバーシティの裏にあるビルだった。 球体の本社の方からすこしずつ部署の引越しをし始めた時のことだった。 私のいた事業部は、それから数年、球体の本社と分室のような我々の部署と2つの場所で運用がされていた。 働き出してから2年目の終わり、社長が変わったり、部署の再編などが
Luupという、電動キックボード、電動自転車のサービスがある。 下北沢の駅前は、再開発されまるで増築を続けたバラックのような駅舎はなくなり、小田急線の開かずの踏切は、地下へと埋められ姿を消した。 "下北沢“と呼ばれる範囲を拡張するかのように、新しいコワーキングスペースやシェアキッチン、広場ができた。 その中を行き来するのに、電動キックボードはこれ以上洒落たものはないだろう。 スピードは出ないが。 家の近くにもLuupのステーションができて、ここで電動自転車を借りると、
コロナで、仕事の具合などで相当な変化を求められることになった、2021年の4月くらいだったか。 僕も昨年、あるレコード会社の子会社でイベントやコンサートを、作る仕事をしていたが「コロナでやれる仕事がなくなった」と一言であっさり部署がなくなり解雇された。正社員だと言ってもいろんな理由をつけて赤字を減らす必要が出てくるのは組織と言うものだと実感した。 40代の半ばを越えた僕に世の中はなかなか厳しく、なんとかツテを頼って、動画の配信の仕事や編集を1人で請け負いはじめた。何が経費
以前、とある舞台の役者さんのオーディションをお手伝いさせてもらった。僕はいただいたスケジュールに沿うようにリハーサルスタジオを手配し、時間に合わせて来た役者さんに、簡単に流れを説明して審査員のいるスタジオに案内する。 前半は少し押すくらいで、特にトラブルもなく進んだ。半分くらいのところで、携帯が鳴った。 「nn時nn分からオーディションを受けさせていただく、◯◯です。道に迷ってしまって、5分ほど遅れそうです。」 受験者からだ。この受験者よりあとの受験者も到着してる。遅刻
