人事の立場から見た「会社員」

こんばんは。今日は「会社員」について書いてみようと思います。
突然なに?と思われると思いますが、私の個人的な感想というか価値観なのでご興味あればご覧いただけると幸いです。

結論、私は会社員を「楽に定期収入を得る手段」と定義して、人生を組み立てています。私がこれまでの会社員人生で思ったことは、大半の会社員は会社員の収入だけで「豊かに」暮らすことは難しく(暮らすことができないことはない)、平均を突き抜けた暮らしをすることは極めて難しいと思っています。「豊かさ」というのも、人によって定義がありますが、私の場合豊かというのは「世間一般をはるかに突き抜けた暮らしができる水準(イメージは年収2,000~3,000万)」と置いています。

私自身は、大手企業に勤めているので、世間の水準より間違いなく上なのは自覚しています。しかし、かといって「豊かであるか」と言われれば、豊かとは言えないと思っています。確かに、普通に暮らす分にはあまり困ることはないですが、世間とそこまで大差ないとも思っています。

こうしてみると、「豊かさ」を手に入れるためには、会社員だけの収入に頼ることはかなり危険だと思っています。日本は労働法で守られているとはいえ、世界の潮流に少しずつ近づいており、社会は変わりつつあります。急激な変化が、たくさん身の回りに起こっていると思いませんか?春闘による賃金の上昇・物価高・マイナス金利解除・日経平均株価の過去最高値超え、等々・・・・

そのような状況の中、会社に頼り切る人生で大丈夫ですか?人事では、常日頃よりローパフォーマーへの対応を議論したりしていますよ。表には出ませんが。これが会社制度へ影響を及ぼすようになるとクビになったり・・・というのはまだまだ先かもしれませんが、解雇というのもあり得る世の中になるだろうし、成果・実力主義が進んで収入も増えにくいだろうと思っています。

人事目線で見た時に、どのような人を残したくて、昇格させたいか。これは簡単です。「会社側の立場で話ができる人」です。意外とこの感覚を持てる人は少ないのです。バランス感覚などと会社で言われることがありませんか?大抵の場合、私はこれで説明できると思っています。

作業者ではなく、会社目線で仕事ができる人というのは重宝されますし、昇格もさせやすいです。ぜひ、この感覚は皆さんに身につけていただきたいと思っています。(処世術として)

ですが、会社員はとてもありがたい立場ですよ。在籍していれば、給与収入を得られますからね。これはとてもありがたいことです。個人事業主ではそうなりません。なので、そこを最大限活かした生活設計をしていくことをお勧めします。例えば、投資や貯金は定額できますよね。この辺りは、行動するかしないかです。

いずれにせよ、会社員であろうと、危機感を持って色々なことに取り組むことをお勧めします。特に私が前職で思っていたのは、ライフマネー関係の知識があるかないかで人生の難易度は大きく変わります。なので、会社員で定期収入を得られる環境にいながら、マネーの知識を身につけ、うまく世渡りしていくということでなんとか乗り越えていってください。

人事目線では、会社員であろうとクビになるリスクはもうそこまできています。正しい危機感を持って、前向きに生きていきましょう!会社員の皆さんに幸あれ。



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