見出し画像

業界最高水準と転職エージェントに言わせた給与明細

割引あり

初めに

アンケートをとると、興味があるのは給与明細
週4日 当直なしで働くポン🍊
令和の時代の勤務医の働き方の最前線と言えよう。

顔と身体に興味があるというのも面白いが、
身バレしてしまうので安易にnoteには載せられません。

転職エージェントに現在の待遇を伝えると
一瞬の間が空いて、紹介できる求人がないと紹介を断られます。
”間違いなく業界最高水準だと思います”
といわれました。

週4日勤務医の最高水準とは!
事務長との交渉の含め、まとめました。

入職時

入職時の給与は別記事をご参照ください。
職場のエリアは東京駅から1時間程度の関東です。
このエリアを希望する医師が比較的多く、
給与相場が安くなりがちなエリアといえます。
(本有料記事エリアにも記載があります)


腎臓内科ビジネスモデル

診療科ごとにビジネスモデルは異なります。

自覚症状が出る診療科は、新患の間口に依存するので、外来枠を広げるのがよいでしょう。消化器科や呼吸器科などが該当します。
神経内科・脳外科は救急からの流入が多いので、専門外来よりも救急車を受け入れることが売上増加につながります。

一方で腎臓内科は基本症状がありません。
外来の枠を広げても
「腎臓内科を受診しよう」
という動機は生まれにくいので、
劇的に患者数が増加することはありません。
外来枠をむやみに増やすと、患者数増加が追いつかず、
外来で医者が待機する時間が増えてしまいます。

主な流入経路は、腎機能障害での紹介がメインです。
健診の異常もよくある流入経路ではありますが、
健診の患者は軽症が多く、”売上”という観点からは弱いのです。

内科救急(肺炎や尿路感染症)を加えない限り、
どうしても患者数増加に時間がかかる診療科なのです。

緩やかに外来に患者をプールして、心不全や腎機能悪化、感染症などの合併症マネジメントで売り上げを上げていくビジネスモデルになります。

一方で、腎機能悪化症例を対応できる病院は多くはありません。
腎不全を紹介したら転院で受け入れてくれるというのは重要で、
近隣の病院の認知度が紹介件数の増加につながります。

慌てて仕事を立ち上げようという想いはなかったため、
ぼちぼち仕事をしつつ、徐々に患者数が増加していきました。

就任直後は比較的時間に余裕もあったため、
近隣の病院へのご挨拶(営業)にもお伺いはいたしました。

適正人件費

これから仕事を軌道に乗せて、売上を上げていきますが、
みなさん、病院の医師の人件費割合ご存知でしょうか。

診療科や病院などにより違いはありますが、15%前後が通常でしょう。
非常勤給与はWebに出ている募集条件を見て概ね把握します。
仲介会社(MRT,民間医局など)への手数料が20%です。
1日8万円のバイトであれば、病院側の経費は9.6万円となります。

  1. 週4日で働くポン🍊の給与

  2. 非常勤 週2日 約20万円

  3. 当直や日直医の人件費

が経費なわけです。
3.の評価方法は経営陣しか分かりません。
ちゃんと計算していない可能性も十分にありえます。
当院は各科ごとに按分計算しておらず、
代わりに各科の人件費の%を低く見ているようでした。

たとえば、月次売上2000万円で、人件費13%ならば
総人件費    2000万円×13%=260万円
バイト医  10万円×   9日=90万円 を差し引き
170万円が常勤医の月給として一つの目安となるわけです。

売上の推移

まずはポン🍊の売上をお出ししましょう。
綺麗な右肩上がりですよね。
冬季(12月ごろ)は毎年忙しくなります。
(有料エリアに実際の売上が表示されます)

ここから先は

1,375字 / 6画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?