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憧れの人が

そこまで歳の離れていない若い先輩は、苦労という苦労をそこそこ味わった人で、人生における大切なことを同じく若い私に教えてくれた。

「まあさ、生きてれば楽しくないことはあるから、楽しめる能力を身に着ける方が手取り早いべ。」

沼にハマったその時の私になんとも拍子抜けするくらい当たり前の事を言う…。器用さは足らないけれどこんな人は時間が経ったら好きになるタイプだ。

元気にしてるのか。

どうせ会ったってもらう言葉は「元気い?」くらいで特別長ったるく話すようなエピソードはないし、かといって最近の私のどうでもいい事を披露する為の時間をもらうのは申し訳ないし、なんか照れちゃっていやあ、すんません…みたいな感情なわけで、今のところ会うことはないと思う。


一回だけ猛烈にシビれたのは、また人生関係で沼にハマった時「腹一杯なのにまだ飯食おうとしてんのよ君。一回食うのやめたら?」って言われた時。

いま、俯瞰できるからありがとうが言える。


明日から職場が変わるんですけど、こんな素敵な先輩いたら感動しちゃうよ。

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