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夫のひと言で、また新しいブラを買ってしまった話

こんにちは、ぱんだごろごろです。
昨日、会社帰りに、またブラをニ枚買ってしまいました。

つい、先月、三枚買ったばかりだというのに、なぜでしょう。

理由は二つ。

①新しいブラを買ったら、古いブラが気になって、新しいものと取り換えたくなったから。


先日新しいブラを買うまで、私の手持ちのブラのうち、一番新しいものは、去年娘の結婚式用に買ったものでした。

コロナで、試着室内で販売員さんにしてもらうフィッティングができなくなり、試着しないでブラを買うことのできない (サイズが年々変わる) 私は、下着売り場から遠ざかっていたのです。

新しいブラを三枚買ったことで、「総取っ替え願望」に火が付いてしまいました。


②夫のひと言

義母の誕生日のお祝いで、家族が揃った時に、私の定年があと二年後だという話になったんです。
もうすでに電車通勤も疲れるし、体力も落ちているから、定年になったら、きっぱり仕事はやめて、隠居生活に入る、と宣言しました。

すると、夫が、私が定年になって会社を辞めたら、自分も仕事量を減らして、一緒に旅行に行ったりする機会を増やしたいと言ったのですね。

この夫の発言を聞いた時、私はちょっと感動したんですよ。

少し前に、定年後も、頼まれるままに要職を引き受け、働き続けていた70歳の男性が、出張先に行くために乗り継ぎをした空港で倒れ、そのまま帰らぬ人となった、という話を聞いたばかりでした。

その方は、誰からもお役を頼まれなくなったら、引退して、奥様と二人で、のんびりと旅行などしながら過ごしたい、という希望を持っていたらしいのです。

それなのに、そんな亡くなり方をされたら、奥様もショックですよね。
ようやくゆっくりできると思っていたでしょうに。

そんなことから、ああ、夫は私との時間を大切にしたいと思ってくれているのね、と感激したのです。

まぁ、単純に言えば、温泉旅行に行く回数が増える、と喜んだ訳ですが。

ところがそこへ、娘が、
『お母さんが仕事を辞めて無職になるのに、お父さんまで仕事を減らしたら、駄目じゃん。
収入が減るじゃない』
と言ったのですよ。

いや、別にそんなに困っている訳ではないし、年金だって、少ないとは言えあるのだし ( 内緒にしているつもりらしいけど、夫はけっこう貯金持ってるし )、

と、最後の部分は除いて、言おうとしたところ、
夫が、

『お母さんが働いているうちに貯めればいい』

と言ったのですよ。

え、え、私、この先二年、貯金するために働くの?

そんなのヤダ!

今も、無駄使いはしない方だし、さほど物に執着はしない方だと思うけれど、それでも使う時には使いたい。

自分が働いて、対価としてもらったお金なんだから。

今現在、私の収入から家計に入れているのは、食費と日用品代だけで、それ以外の光熱費や固定資産税などの費用は夫が負担しています( 家のローンはすでに支払いが終わっていますし、他に借金も子供の教育費もありません )。

ただそれは、私よりも夫の収入の方が多いのだから、妥当な割り振りだと思います。

ということで、夫が、私に貯金を求めている発言をした途端、ムラムラと反発の気持ちが湧き起こったのでした。

私のお給料の使い途を、勝手に決めないで欲しい。

そこで、私が取った行動が、さらに新しいブラを買う、ということなのでした。

お金は貯めるためではなく、より良い使い方をするためにある。

夫にわからせるのは難しいけれど、ブラを新しくして、私はご機嫌な一日を過ごしたのでした。


貯金しろと言われれば、遣いたくなる。

世のご主人様方、不用意なひとことには、ご用心、ですよ。
奥様、ダッシュでシャネルを買いに行ってるかもしれませんよ。



今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。








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