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『天気の話題をもっと広げたーい!』

2019.06.15 

 わたしはどちらかというと会話が苦手である。

 特に苦手なのが、職場でのランチタイムである。コミュニケーション能力の高い職場なので、食事しながらも、とにかく世間話しまくる。大変だ。
 一緒に食事をしながら同僚と何かしらの会話のラリーを続け、仲間意識を高めないといけない。これは、部族の風習を真似てその部族に受け入れてもらうのと同じくらい重要な行為である。

 自分から会話をふるのが苦手なわたしは、会話の技術を身につけるべく調べまくった。次のようなコツが見つかった。

『天気を話題にすると良い』

 なるほど、確かに天気なら共通の話題になりやすい。
ところが実践してみると

「今日はいい天気ですね〜」
「そうですね〜」
「・・・・・・・」
〜The End〜

となって会話が途切れてしまう。ネットの嘘つき!

ということで、妹に相談し、いかにして天気から話題を広げられるか話し合ってみた。

参考にしたのはせきしろさんの「たとえる技術」

 最近、せきしろさんの「たとえる技術」を再読したので、「たとえ」を使って本当に会話を広げられるか挑戦だ。

〜悪天候の場合〜

「今日はなんだかプリキュアの敵が出てきそうな天気ですね」

 ふむ。雲行きが怪しく、今にも雨が降りそうな天気の時に使えるかもしれない。
 ここからプリキュアの話題に持っていけるかもしれない。「ザケンナーっていましたよね」とか「今のプリキュアは人数が多いですね」とか。
観てないから話せないけど。

「竜の巣の中にいるような天気ですね」

 踏ん張ればラピュタに辿り着けそうな感じの天気だろうか。雷鳴が轟き暴風雨の中、ムスカの艦隊に襲われそうだ。バルスって言っちゃうかもしれない。ジブリ映画の話題に持っていけそうだ。

「ドラマの失恋シーンで突然降ってくるような雨ですね」

 主人公が傘もささずあえてずぶ濡れになって悲しみを表現するアレである。スコールのような突然の雨の時に使えそうである。流行りのドラマや映画の話題に繋げられそう。
ただし、テレビも映画も見てないので話せない。

〜快晴の場合〜

「『影おくり』ができそうな天気ですね」

これは悲しくなるのであまりよろしく無い。

「トイ・ストーリーでおもちゃ達がバザーに出されそうな天気ですね」

とてもいい天気だがちょっと寂しさが感じられる、そんなカラッとした天気の時に使えそうだ。大冒険、トラブル、危機一髪な事件が起こるかもしれない。

 そういえば、今度トイ・ストーリーの続編出るらしいですね、とか言えるかもな。ピクサーの不思議展行ったこととか、そのウンチクとか。

これは良いかもしれない。

よ〜し、職場で実践してみようっと

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