日常

とある夕方、バスに乗って何気なく外を眺めていたらガソリンスタンドで給油しているスーツ姿の男性と女性の後ろ姿があって、なんだか、なんとも言えない気分になってしまって、ああこれはだめだと、明日誰にも何も言わずにパッと消えてしまいたくなった。

毎日繰り返される日常の中で、自分でもよくわからない方程式でこういう「消えてしまいたいなあ」という思考が生まれる。なにがきっかけかなんて、本当に些細などうでもいいもので、でも、簡単にこの世界を諦めてしまえるような何かが私達の日常に確かに存在している気がする。

そんなこんなで、今日まで生きてる不思議。

まだ絵を描いていたいんだろうなあ。
存外しぶとく、ねちっこい性格だったのかもしれない。

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