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雨粒にピントを合わせるか、雨粒の向こうにピントを合わせるか

昔読んだ小説で、嫌な虫を近くで見るとすごく嫌なところが拡大されて見えてキャーっとなるけど、遠く遠く離れて見れば、嫌なところは隠されて、嫌な気持ちはなく、かわいいとさえ思えるようになる、というようなことが書かれていた。

ピントを何に合わせるか、どの距離感で合わせるか。甲本ヒロトさんもそんなことを話していたと思う。

仕事前、まだ時間があったから駐車場の車の中で音楽を聴きながら、ぼんやりと雨粒のついた窓から外を見ていて、そんなことを思い出していた。

この水色のトタンの家と木は、好きな風景なんだけど、雨粒にピントを合わせると、見え方が違うなぁ…と。暇だったので…。

中学校のPTAの役員に当たってしまった。会議とか、保護者で集まってとか、すごく苦手。

だけど、重要なポジションじゃなかっただけでもよかった。リモートでのくじに当たらないように…と、ひとつひとつ決まるごとに大きな深呼吸してわーわー言いながら待ち構えていたんだけど、最後の最後で番号が呼ばれてしまった。

まだ何も始まってもいないのに、考えるとドキドキ不安が押し寄せるけど、ピントの合わせ方を工夫して、なんとか楽しいところ(あるのかな?)探して1年乗り切ろう。。

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