角田光代さんと穂村弘さんの「異性」を読んで
どちらも好きな作家さん、角田光代さんと穂村弘さんの恋愛考察エッセイ「異性」。交換日記のようにして書かれている。
穂村弘さん(男の人)と角田光代さん(女の人)の考え方、感じ方の違いがくっきりと浮かび上がっておもしろかった。
角田光代さんの文章には「わかるわかる」が溢れ出したし、穂村弘さんの文章には「へーそうなんだぁ、なるほどー」と目からうろこ。
穂村さんが書かれてた、女の人は長編劇画でとらえているけど、男の人は4コマ漫画でとらえてるという例えがとてもわかりやすくて、そうかもしれないとしっくりときた。
男の人は…とか、女の人は…とか、若い人は…とか、なにかをひとくくりにするのは好きじゃないんだけど、男の人と女の人はやっぱり大きくわけると考え方、感じ方の違いはあるんだろうなぁ。
細かくわけると男の人、女の人の中にもそれぞれいろいろな考え方や感じ方はあって、一人一人違うと思うけど。
夫とは何年かに1度ぐらいたまーに喧嘩をすることがある。思い込みがちな私が、勝手に思いを巡らせてふくらませて悲しくなったりするんだけど、夫の言葉や態度には、そんな深読みをする意味なんてなかったんだ…、ということが多い。
長編劇画タッチで物事を見てるのか、4コマ漫画的に物事を見てるのか。ただ、それだけなのかもしれない。
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