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イトーダーキ「なぁエレン。ライナーとベルトルトって怪しくね?」

イトー「なんかさ、あの2人って怪しくね? 性格は全然ちがうのに、やけに2人で行動してるし」

エレン「は? お前頭おかしくなっちまったのか? 怪しいって、ライナーとベルトルトの何が怪しいんだよ」

イトー「いや、帰れなくなった故郷に帰るって言ってるけど、具体的なことはなにも教えてくれないよ? あとね、アニも怪しい気がする。ユミルなんてもう完全に巨人」

エレン「お前なぁ、この戦いで疲れてんだよ。間違ってもそんなこと言うなよな」

潮永「イトーさん、あなたのほうが逆に札幌、札幌って言い過ぎなんですよ。だれにでも言いたくない過去ってあるじゃないですか」

エレン「そうだよなぁ、潮永。俺の場合はシガンシナ区の出身だけどよぉ、わざわざそんなこと言わなくてもいいもんな」

林太郎「まぁ、ぼくとダーキさんは故郷が一緒ですからね。そう疑いたくなる気持ちもわかりますよ」

イトー「でしょ?」

林太郎「でも、ライナーとベルトルトはあのときも命張ってくれてましたから、疑うのはちょっと」

イトー「うーーん、そう? なんか怪しいよ? だってこの前、ライナーは自分の腕を噛もうとしてたよ? 俺みたもん」

じゃむむ「あんなに巨人がわんさかきて、切羽詰まった状態だと仕方がない気はしますがねぇ」

エレン「そうだって。じゃむむの言うとおりだ。だからイトー、仲間を疑うのはもうやめにしようぜ」

森井「疑うのは、なしでぇ」

イトー「え、でも壁に穴はあいてないって、ハンネスさんが言ってるよ? てことは、壁の内側に巨人がいるってことよね。ちがうの?」

森井「気にしない」

イトー「うーん、ま、森井さんがそう言うなら、そうかぁ。疑わんとこ〜!」

森井「いぇい」

ハンジ「とりあえずみんなぁ! トロスト区に一旦戻ろう! 今夜はここで夜営して、太陽が昇ったら移動しよう!」



イトー「あ、潮永さーん、ここってスタエフできますかね?」

潮永「……またやるんですか? ほんと呆れます」

イトー「まあまあ」

潮永「ちょっと待ってくださいね。Wi-Fiは……あ、通ってますね」

じゃむむ「やるんですか?」

森井「お休みされたほうがいいのでは」

イトー「いや! 俺はやるんや! よし今夜も! この壁内人類に向けて、おなぐさめLIVEやっちゃいますかぁ!」

林太郎「……」


スタエフ、ポチー。

【LIVE】巨人に襲われたけど、なんとかしたった

イトー「えー、こんばんは、こんばんは、こんばんは。私はイトーです。本日どこからお送りしているかと申しますと、驚くなかれ、あの! 巨大な壁の上からでぃす」

三毛田「気をつけてください」

ちゃぼはち「またやっとるんか」

sou「こんばんは」

イトー「やっぱ配信するたびに思うんですけど、壁の外って本当に人類いないんですかね?」

潮永「イトーさん、やめてください」

イトー「なんか、おかしいんですよねぇ。確認したのかなぁ?」

バム「また言ってるわ」

大川「いるわけない」

とらふぐ子「……」

レオン「絶滅してます」

じゃむむ「イトーさん、着眼点はいいのですが、壁の外には人類はいないのです。これはもう歴史が証明済みですね。初代が三重の壁を作ってくれましたから」

森井「そうですよ、高い壁」

大川「あれ? 森井いる笑」

イトー「うーーーん、まぁ、……って、あ」

リヴァイ「おいイトー。てめぇ、またスタエフやってやがんのか。いい加減にしろ。この前エルヴィンに言われただろ」

イトー「リヴァイ兵長……そうはおっしゃいますけれども」

レオン「怒られてる」

バム「バカだ」

ギア3「そこどこですか?」

イトー「アッカーマン一族もなんか変なんですよ。やけに速いじゃないですか」

リヴァイ「……」

イトー「なんか巨人族のなにかがあるような……。それにこの土地もなんやかんや、パラなんとか島っていう島なんじゃないかと思えて仕方がないんです。なんやかんや」

バム「ほんと意味不明すぎ」

ゆきママ「妄想〜笑」

よよ「しゃあなし」

ちゃぼはち「じゃむむさんの話聞いとらんかったんか」

イトー「第一おかしいじゃないですか。エレンは巨人になるし、いきなり鎧の巨人と超大型巨人と女型の巨人が現れるし」

林太郎「ダーキさん、テンション高いなぁ」

イトー「ユミルなんて見ました? この先たぶんですけど、獣のやつがでけぇ石を投げてきそうな気がします。リヴァイ兵長なにか知ってるんじゃないですか?」

潮永&じゃむむ「イトーさん、それ以上は!」

森井「ダーキさん……」

リヴァイ「おい、このマヌケ!(ボカッ!)」

イトー「いたっ! ちょ、暴力は反対ですって!」

エレン「……」(テクテク)

大川「謝罪して」

バム「謝罪しろ」

とらふぐ子「……」

イトー「潮永さん、なにか知ってるんじゃないですか? 知ってるんなら教えなさいよ」

潮永「うるさいな」

ちゃぼはち「潮永さん、ナイス対応」

sou「笑」

イトー「あ、エレンがライナーたちのほうへ」

潮永「……」

林太郎「みんな疲れてますからね」



ライナー「いいかエレン、おれたちは5年前……おれが……、それでベルトルトが……」

エレン「は? なに言ってんだお前?」

ベルトルト「な、なにを言ってるんだライナー」

ライナー「お前がこっちに……全部……終わるんだ」


イトー「あれ? エレン、なに話してんの?」

エレン「いや待……ライナー、全然……からねぇぞ?」

イトー「なになに、どしたのどしたの、混ぜて混ぜて」

三毛田「音声が途切れ途切れですね」

ゆきママ「ちょい聴こえづらいかも笑」

バム「珍しいな」


エレン「今から? どこに行くんだよ?」

イトー「え? もしかして北海道? ライナーたちって北海道出身?」

ライナー「そりゃ言えん、エレン、とにかくこい」

エレン「……うーん、どうだろうな」

イトー「え、なんか話についていけてないんだけど。ライナー、もっかい説明してくれる?」

潮永「……」

じゃむむ「……」

森井「……」

林太郎「……」


……

過去回想

ハンジ「いいか、もし、ライナーとベルトルトを見つけても、こちらの疑いを悟られぬようふるまえ。もちろんアニの存在には触れるな。彼らがアニの共謀者であっても……」

ハンジ「……あと、イトーにはこのことは言うな。あいつはすぐにスタエフで拡散する。あいつに漏れたら全てパーだ。あいつは頭もパーだから何を言っても放っておけ」

一同「はいっ!」

……

エレン「ライナー、お前、疲れてんだよ。なぁ、ベルトルト」

ベルトルト「あ、あぁ、そ、そうだよ、ライナーは疲れてるんだ」

イトー「いや、怪しいね。ベルトルト、お前も怪しいと俺は睨んでるよ? エレン、どう考えてもこいつらはヘン!」

ライナー「き、きっと俺はnoteここに長居しすぎてしまったんだな。こんな奴らに囲まれて、もう3年も毎日投稿……」

大川「なんか、ライナーかわいそう」

ちゃぼはち「聴こえんかったけど、悩んでるなら休むのも大事」

ギア3「話が掴めません」


ライナー「もう俺には何が正しいことなのかわからん」(ジュウウウウ〜)

イトー「え?」

ライナー「戦士として、最後まで責任を……」

ベルトルト「ライナー! やるんだな!? いま! ここでぇ!」

ライナー「あぁ! 勝負は今! ここで決める!」

イトー「え、なになに!? どした? え?」


潮永「イトーさん! なにやってるんですか!」

潮永さんがベルトルトのノドをズバァァァアン!


ベルトルト「うわあああああああ!!!」

イトー「ええっ!? 潮永さん!? 何やってんすか!」

林太郎「エレンさん! 逃げて! ダーキさん! マジで何やってくれてんすか!(ヒュン)」

森井「ダーキさん、逆にすごいっす(ヒュン)」

みんな「逃げろぉぉぉおおおお!!」


ズォォォオオオオオオオ!


ちゃぼはち「なんやなんや」

ゆきママ「なんか揉めてる?笑」

大川「茶番だ」

三毛田「いや、なんかやばそう」


エレン「ライナー……! ベルトルト……! このッ、裏切りもんがぁぁぁぁあああああ!!!」



イトー「だから、言ったじゃーーーーん!!!」
(ギョエエエエェエ!!!)



……


数日後のスタエフにて。


ヤス「ほんと、とんでもないことになってたみたいっすね、ダーキさん」

イトー「ほんと、あれはヤバかったっすわぁ。私だけ知らされてなかったんすよ〜」


<あとがき>
書いてから公開するまでに日数がかなり経ってしまいました。本当に自己満足で内輪な空気でお恥ずかしいのですが、いつだったかに勢いで書いてしまったので、今日ここで成仏させることにします。ずいぶん楽しそうだったなぁと言われるとちょっと困っちゃいます。今日も最後までありがとうございました。

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