ただ天気がいい1日。
昨日までの札幌市内は最高気温が5℃だったのだが、今日は15℃まで上昇した。外に出て空を見上げてみると、雲ひとつない晴天である。冬の厳しい寒さを運ぶ風は消え、いまはすっかり春の風。
あれだけあった雪もすっかり溶けて、みんなアスファルトの上を歩いている。道を歩いていると、うしろからやってくる自転車に轢かれそうになった。街中で視線を遠くに向けると砂ボコリが舞っていて、遠くの景色は黄砂が舞っているように霞んで見える。春の札幌は砂が舞う。
なぜ砂が舞うのかというと、
冬の札幌は雪がつもるから路面がツルツルになる。なのでその路面で転ばないようにするため、冬の期間は雪の上に砂をまく。砂をまくと雪と混ざり合ってすべらなくなるからだ。信号待ちの交差点には「砂箱」というのが設置されていて、誰かがまいてくれているのだ。
気温の上昇とともに雪は溶けるけれど、砂は熱で溶けない。だから春になると砂だけが道に残る。それが風に舞って遠くの景色が砂で霞むという仕組み。
今日ベッドの中で「大谷翔平くんが4打数1安打だった」という夢を見た。目を覚ましてニュースを確認してみると、大谷くんは3打数1安打1四球だったらしい。惜しい。というかほぼアタリ。
家にあるお茶の残りが少ないので水を追加した。朝は塩パンを食べたしお昼もパンを食べた。コーヒーを3杯も飲んじゃって、いつもよりトイレが近かった。今夜は餃子を食べると思う。あと、ほうれん草も食べる。
人が健康的に成長するためには、よく食べ、よく学び、よく休むことが大切。
なに、たいしたことはない。
今日はそういう1日だった。
ずっと繰り返していく日々の連続で、いつか今日を思い出すことはあるだろうか。時間は毎日せわしなく過ぎていくから、きっと難しいかもしれない。
要するに今日は、ごくありふれたふつうの1日だったのである。
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