昭和なクリスマス

画像1 クリスマスイブ、クリスマスは、楽しく過ごしましたか。 80年代のクリスマスを経験した人間からすると、最近は本当に静かだなあと思います。 60年も前のクリスマスの話です。 私は、山と川に挟まれた田舎で育ちました。 北の山の向こうは大阪で、街の灯りで空が明るく見えるほど、家から見える外の風景は、ほんとうに真っ暗でした。 そんな田舎でも、クリスマスの日は、部屋の隅にツリーが飾られて、赤と青の小さな電飾が点いたり消えたりして、とても嬉しかったのを覚えています。
画像2 母は、毎年、鶏のもも焼きとクリスマスケーキを用意してくれました。 ある年、クリスマスケーキがバターケーキからアイスクリームケーキに! 25cmくらいの大きさだったでしょうか。 びっくりするほど大きな発泡スチロールに、ぎっしりいっぱいのドライアイスと一緒に入っていました。 私達姉妹は、興味津々。 和室にツリー、ヤグラこたつの上にアイスクリームケーキ。 お湯を入れたグラスを周りに並べて、ドライアイスを投入! モクモク、モクモク。 なんとも可笑しなシチュエーション(^^)
画像3 ♫ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る〜🎶 明治生まれの祖父は、ジングルベルが言えなくて、 「ジンジロベ〜」(^∇^) 慎ましく、穏やかで、温かい、昭和なクリスマスでした。

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