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【読書感想文】豆の上で眠る

こんばんは〜あられです🐬

今回は、本日読み終えた湊かなえさんの『豆の上で眠る』についてです。
学校への行き帰り、2時間以上かけて読み切りました。

あまり読み進められないなぁという感想が序盤から、、。

この本は、結衣子の現在と回想が交互に入り混じりながら、話が進むストーリーです。
結衣子が過去を振り返りながら、一つの事件の実態と解明が、じわじわ紐解かれるという感じ。

だからか、話が進むスピードが遅いと感じました。
事件の実態があって、それをじわじわ紐解くストーリーではなく、その両方が最後の最後まで中途半端なままなところが、なかなか読み進められなかった原因かもしれません。

しかし、私の予想は当たったためしがなかった。天気になりますようにと祈れば雨が降り、一等賞を思い描きながら引いたクジはハズレばかりだった。

だから、わざと悪い予想をした。階下に下りても万祐子ちゃんはいない。
湊かなえ(2017)『豆の上で眠る』

p129の最後の1行からの文章。
この気持ちわかるなぁ〜。

予想がよく外れる結衣子は、また、予想が外れるように、悪い想像をする。
多分、99%くらい予想は外れて欲しいと思ってるけれど、1%くらいは、悪い予想が当たって欲しい。

要は、「万祐子ちゃんがいて欲しくない」
という願う気持ちもあるのではないかな?

私も悪い予想をして、外れて〜と願う時、ちょっと当たってくれてもいいかも。なんて考えてしまいます。

悪い予想が当たれば、私にとってプラスになるから。
結衣子の場合、万祐子がいなければ、母親により構ってもらえるし、優しくされる。

人間の黒い部分を感じる部分だったけれど、同時に私だけじゃないんだ、悪い予想をわざわざするのと思えたのは、私だけでしょうか。

次は何を読もうなあ〜

あられ

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